ジギング・ブルース

ジギングメインの釣行記・・・プラス、米国駐在中のミシガン州とジョージア州での釣行記。

季節のご挨拶

2012年12月28日 | その他釣行記
釣りトモの皆様、釣りに関係のない皆様、今年も大変お世話になりました。

早いもので、ミシガンに赴任して5年目を迎えました。
0歳の時に渡米した長女は4歳、アメリカで生まれた長男は1歳になり、元気にたくましく育っています。釣りに連れていくにはまだまだ精神修行が足りないのが難点。。。

ミシガンでの釣りは もう ひと通りやりきった感がありますが、釣りとは不思議なものでなかなか飽きないものですね。。。一番精神修行が足りないのは小生だったりして。

では、今年のガクブル釣行を勝手に振り返ってみたいと思います。


第5位 バス釣り@ミシガン



ミシガン釣り好き駐在員のパワースポット、ケントレイク。今年も熱かった・・・特に子供牧場前の流れ込みでのマイクロプラグパターンが強烈にはまり、ラージもスモールも50UPが景気よく釣れてくれました。来年の春先もこのホームグラウンドへ足繁く通うでしょう。



セントクレアでのガイド釣行もいつものごとく最高でした。大名釣りなので居るであろうスポットには連れていってくれるものの、後は自分の釣り方次第。自分で考えた釣りでハマった時のひざガクブル感は何にも代えがたいものです。また、セントクレアのスモールは最高にコンディションが良いので余計に病みつき。


第4位 サケ釣り@ホワイトホール



今年も8月上旬から9月一杯まで楽しめましたね。静寂からのアノ衝撃。。。いい年したオトナが毎年振り回されてます。来年こそは夢のメーターオーバーをキャッチしたいもの。


第3位 初モノいろいろ

今年はこれまで課題だったサカナ達が釣れてくれました。初モノを釣った時のガクブル感といったら・・・



まずはノーザンパイク。ここミシガンでは珍しくない魚種なものの、なぜか釣れないアタシ。春先にケントレイクで釣った後は、セントクレアでもポンポーンと釣れました。この4年間、パイクが釣れなくて焦り気味でしたが、ようやくホッとしました。



続いてブラウントラウト。春先、バス狙いで投じたチューブワームで事故的に釣れたのが一尾目。シチュエーション的に美しかったのが 二尾目を釣ったクロトンの渓流。二尾目のブラウンはRockさん宅でグリルにして美味しく頂きました。



イエローストーンで釣ったカットスロートにはひざガクブルを通り越して、完全にノックアウトされました。エラの下に見える綺麗なオレンジのラインを見たときの興奮と言ったら・・・スミマセン、完全にヘンな人です(汗)。



今年はようやくレイクトラウトが釣れました。これだけサケ釣りに通ってたら、すでに何匹か釣っててもおかしくない魚。精巧な顔つきにウットリ。ファイトは控えめ。



年末のクリスマス休暇、フロリダの聖地 キシミーチェーンでフロリダバスをオカッパリで。ノーザンとそんなに見分けがつかないものの、フロリダでなんとか釣ったバスに息は絶え絶え、ひざはガクブル。


第2位 スチールヘッド@クロトン



小生の誕生日にスチールヘッドのガイド釣りに行ってみると これが楽しいのなんの・・・最高のバースデーフィッシュになりました。遺影候補の写真↑も撮れました。



また、性懲りもなくフォールランにも挑戦。釣りガールのMKNちゃんのデビュー戦でもあり、彼女はしっかりと良型のスチールヘッドをキャッチ!自分はマルボーズでしたが、顔で笑って心で泣いて。心の広いオトナを演じきったアタシ。


第1位 ターポン@セントマーチン



昨年のプエルトルコに引き続き、今年はセントマーチンでターポンに挑戦。写真は自己記録の98センチ。二日目にターポンがたくさん群れる場所を発見出来たのが2012年最大のツキだったかも。


さてさて、長々と失礼しました。
皆様の2013年の爆釣、安全、健康をお祈りしつつこの辺で。
良いお年をお迎え下さい。

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フロリダでバス釣りの聖地巡礼

2012年12月26日 | その他釣行記
2012年のクリスマス休暇。我が家はフロリダへ行くことに。

小生 「折角フロリダに行くのであれば、キーウェストやエバーグレースはいかがでしょうか? ターポンやスヌークにも会えますし。。。

家内 「ん?ディズニー・ワールドに決まってるでしょ!オーランドよ!」

かくして、スヌークやターポンの代わりに、ミッキーやミニーに会うためにフロリダ行きが決まった我が家。

『Fishing Capital = 釣りの首都』 とまで自己主張するフロリダまで行って、ミッキーに会うだけでは釣り師の名がすたる。ここはなんとしてでも水辺に立たねば。。。

オーランドから最短経路で真西に進むと ケープ・カナベラル という岬があります。



その岬は巨大なクルーズ船が行き交う運河が絡んでおり、潮通しも良さそう。
はっきり言ってココしかないでしょう。
しかも、衛星写真で見る限りは釣り用のピアが伸びている模様。

しかし、最短距離と言ってもオーランドから 約64マイル(≒100キロ)・・・たっぷり1時間は運転する距離。
オーランド、海に囲まれたフロリダにあって、海まで遠い町なのであります。
朝食の8時にはホテルに戻らないといけないが・・・ここは行かねばなるまいて。

次に内水面を調査。

ディズニー・ワールドの付近を調査すると、隣接する町に見覚えのある名前が・・・

『キシミー。。。これってキシミーチェーンのキシミー?』

キシミーのダウンタウンのすぐ近くには・・・

『レイク・トホペカリガ。。。こ、これはもしかして?!』



キシミーチェーンはキシミー近辺にある無数の池が運河でつながった水系で、その中でも有名なのが レイク・トホ こと トホペカリガ なわけです。バスマスター・エリートシリーズも開催されたことのある、由緒正しいフロリダバスの聖地。



アメリカまで持ってきたバサーのバックナンバーを早速読みふけるアタシ。。。

フロリダバスは釣り慣れたノーザンラージマウスバスとは別種。
聖地フロリダのレイクトホでフロリダバスを釣る!という目標ができました。

燃えてきました。

さて、フロリダ州のフィッシングライセンスは淡水用と海水用で別々に購入する必要があります。
小生の場合、朝限定の釣りでかつ、海まで遠いので、海に行くとトホに行けない、トホに行くと海に行けない。
必ずどちらかは無駄になります。

迷うこと無く、全日程分 両方購入。

これは一般的に無駄なだけであって、釣り師的には無駄では無いはず。
釣りというものは数多の無駄の上に成り立つ崇高な行動なのです。

海もバスもやるとなると道具立てが悩みどころ。
しかも家族旅行のついでなので、肩身とバッグスペースの狭さは折り紙つき。
悩みぬいた挙句、いつものサーモンロッドではなく、4ピースのパックロッドをチョイス。
15ポンドのPEを巻いたリールにオイルを差し、ルアー少々を厳選してバッグに忍ばせる。



今回の釣行でも朝8時ホテル着がマスト。
日数は4日。
事前のプランは、初日にサクッとフロリダバスを釣り上げ、大目標達成。
残る3日は ケープ・カナベラル でまだ見ぬ大物とゆっくり対峙しよう・・・と妄想。


【Day 1】

夜更けまでディズニー・ワールドで遊び、泥、いや死人のようにベッドと同一化していたものの、朝4時起床。

午前5時、レイクトホ北端にある水路の流れ出しに到着。



イメージ通り、タンニンの効いた黒っぽい水、ところどころに水草が浮かび、まさにフロリダの湖。

駐車場と釣り桟橋まであり、オカッパリの釣りになんの問題もなし。
フロリダ、アンタ 釣り人に優しいぜ。。。



気になるのが急にやってきた寒波。
気温がたったの4度しかありませんよ。。。

そんな不安を打ち消す暗闇に見える小さな波紋・・・シャイナー系の小魚があちこちにいていかにも釣れそう。

トップ、ジャークベイト、バイブレーションなどファーストムービング系のルアーを色々試すも不発!

タイムアップ寸前、白いカウボーイハットにジーンズという出で立ちの白人のオジサンが登場。

オジサン 『おう、釣れてるか?』

ワタクシ 『全然ダメっす』

オジサン 『バスにはちっと早いかなぁ。寒いし。餌だったらなんとかなるかもしんねぇけど・・・』

と、かなり親切なこのオジサン。

仕事をリタイアしてミシガンからフロリダに移住して、今はバス釣り三昧なのだそう。
ミシガンから来たことを話しつつ、釣り談義へ。。。

ここでタイムアップ!

初日は有益な情報かどうかは不明なものの、カウボーイ風のオジサンと顔見知りになって終了。

この日は朝から



夜まで



ディズニー漬け。

ホテルに戻る頃には真っ白な灰に。。。


【Day 2】

この日は海の様子を把握しておかねばならないので、午前2時起床。1時間のドライブの後 ケープ・カナベラル に到着。



釣り桟橋にアクセスするにはジェティパークに入る必要があるので、入場料の10ドルを納付。
この釣り桟橋、魚をさばくテーブルまであってなかなか素敵な場所。やるなぁ、フロリダ。



気温は前日と変わらず4~5度。

さて、期待を込めて北大西洋に向けてキャスト!

うーむ、快感・・・

ミノーをいろんなレンジで引いてみるも、夜中のうちは全く反応無し。

夜が明け始めてペリカンやアジサシが騒がしくなってくる。予想通り潮目も近いし、潮通しも抜群。右には荒削りな防波堤(進入禁止)、左には豪華クルーズ船用に掘ってあるドン深になるミオ筋。文句のつけようの無い いかにもな雰囲気。

メガバスのリップインベイトを右の防波堤にそって引いてくると・・・

『ガッ・・・!!』

引ったくられるも乗らない!

周りのペリカンも慌ただしく海の様子を伺う。。。

次のキャストで仕留めたい・・・またアタリ!
このフッキングしない感じはヒラメかフエフキみたいな噛み付き系のサカナの気配。

ルアーを取り替えて振り返った時、鳥達の雰囲気がなんか変わったような・・・

この景色の中に、



こんなのが紛れ込んで、



終了。

イルカがいち早く駆けつけて、サカナも鳥も沈黙。
あ~、最初のアタリを一撃で仕留めといたらこんなことには・・・

と、ここでタイムアップ。
朝食の時間に間に合うようにハイウェイをぶっ飛ばします。

この日もディズニー三昧。



ワニを見てこの辺にもウロウロしているのを思い出し・・・



ライオンキングのショーを観て、またもや夜まで完全燃焼。

ウチの子供たち、本当に元気に育ってくれてます(汗)。


【Day 3】

昨朝のイルカ襲来がトラウマに。

またあるであろうイルカリスクを考慮してレイクトホへ向かう。今日こそバスの居場所を絞らないと後が無い。

今朝の気温は10度。
初日に撃沈したオープンウォーターでのプラッギングはやめて、橋の橋脚を重点的に狙う釣りを完遂することに。



フリックシェイクのバッタモノをジグヘッドワッキーにリグって橋脚の底近くでシェイク。

『ググっ・・・』

き、キター!!

35センチくらいのバスが跳躍を繰り返す。



キャッチ!!

祝!初フロリダバス!

バスもこれまで結構釣ってきたし、そんなに大きなサイズではないけど、ヒザガクブルの一尾。

フロリダバスとノーザンの見分けはつきませんが、色黒でちょっとヒレが刺々しい感じがするような。。。

続いて二尾目。



同じ魚釣りでもシチュエーション違いで全然違うドラマになりますね。
あ、スミマセン。コーフンしてまた崇高なことをのたまってしまいました。

大目標を達成したので気分晴れやか。

気持ち広い心でディズニーに打ち込むアタシ。

ウチの娘も大好きな人魚姫のアリエル。



釣り師は敵視されそうです。



この日も夜までディズニー・ワールドを堪能。


【Day 4】

泣いても笑っても最終日。
パターンが判明したレイクトホに柳の下のドジョウをすくいにGo!

フリックシェイクのバッタモノで幸先良くヒット!



次から次に釣れるかと思いきや、バスの密度は全く濃くなく、以上で終了。

フロリダだから50センチオーバーがバタバタ釣れる・・・なんてことはなく、手量りで35センチクラス止まりでした。
とはいえ、聖地レイクトホを釣った思い出は大きかったとしておきましょう。



唯一の心残りはイルカの襲来、という今回の釣行でした。

タックルメモ
ロッド:Eagle Claw Trailmaster TM-M66S4
リール:Daiwa Regal-XiA 3000
ライン:Spiderwire Ultracast 15lb (4ld dia) +フロロ1.2号
ルアー:Bass Pro Shops Flickin' Shimmy

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