8月中旬、トラウトフィッシングの聖地 イエローストーン国立公園 へ
遠征釣行 家族旅行へ行ってきました。
まずはデトロイトからソルトレイクシティーへ入り、ソルトレイクシティーからはレンタカー。初日はグランドティトン国立公園の玄関口、ジャクソンを目指します。
陸路はユタ、アイダホ、ワイオミングの各州を順にドライブするわけですが、ワイオミングに入ったあたりから川の表情が険しくなり、いかにも釣れマス的な雰囲気。脇見運転で家族に釣り好きなところを控えめにアピールしつつ、無事にロッジ到着。
ジャクソンはイエローストーンを水源とする同一水系の川が流れており、マス釣りも盛んな様子。これは期待大。
翌朝。
ミシガンとワイオミングは二時間の時差。ワイオミングが朝5時のとき、ミシガンは7時。
5時ごろ煙のように脱出を試みるも、子供たちも同時刻に起床し、この日の早朝フィッシングは断念。。。orz
あなどれない体内時計。
この日はジャクソンに隣接するグランドティトン国立公園を探索。
アメリカでは珍しい急峻なティトン山脈を眺めつつ公園内をドライブ。
「シェーン! カムバーック!!」
西部劇 『シェーン』 の名シーンを思い出し、ぐっときます。
感慨にふける父をよそに、子供たちは石なぞを拾っております。
グランドティトンをゆっくりと北上し、夕方に Flagg Ranch に到着。
イエローストーンのサウスゲートまで2マイル。
この夜からここのロッジに三連泊。
このロッジの裏手に スネークリバー が流れているのですが、獣道を通ることで徒歩5分でアクセスできることが判明。近いはずと踏んで予約してましたが、こんなに近いとは。なんたる幸運!
暗闇の中で通る獣道がちょっと怖いですけど(汗)。
スネークリバーはイエローストーンを水源とする川で、グランドティトンのジャクソンレイクに注ぎ込んだ後、ジャクソンを経由して南に流れます。マス釣り界の有名河川。
そそくさと子供たちを寝かしつけ、寝れない夜に何度も時計を確認するアタシ。
【実釣初日】
AM4:30。
時差ぼけ気味の子供たちを警戒して早めに起床。夜明けまで1時間ほどあるので外の車で待機。
・・・さ、寒っ!
2℃しか無いですよ(汗)。
夜明けを待ってスネークリバーへ。
チャラ瀬が落ち込んでトロ場に変わります。
この界隈だとココしかないでしょう。
その場所を攻めるべく・・・(しばし思案)・・・短パンスタイルで入水。
ウェーダーなぞ
許可されて 持ってきてないのです。
さ、寒ーっ!!!
くるぶしまで川に浸かり、スピナーをおもむろにキャスト。
『ゴツン!』
素直すぎる反応!
ネットに入ってくれたのは綺麗なレインボー!
この一尾にたどり着くまで長かった・・・
釣り以外の時間が。
ルアーをラパラのCD-5に変えて・・・
『ゴツっ!』
一匹目とは流儀の違うファイト。ジャンプしないのでやや上品。
ネットに入ったのは・・・
カットスロート(祝)! 尺上の34センチ!
イエローストーンといえばカットスロート。下あごの赤いラインが美しい。
更にカットスロートを一匹追加。
この日はレインボー1匹とカットスロート2匹で納竿。
早朝フィッシング、満喫。
タックルメモ
ロッド:Eagle Claw Trailmaster TM-M66S4
リール:ダイワ TD-S 2004
ライン:Trilene XT 4lb
ルアー:Blue Fox #1、ラパラ CD-5
一家に一本パックロッド。トラウト狙いにはチョイ固めなものの、色々汎用的に使用できます。なにより機内持ち込みサイズのバッグに仕舞うことが出来る抜群の携帯性。良い竿です。
ルアーは今年のマイブームCD-5。遠征先ではやはりラパラが頼りになります。
余韻に浸るのはほどほどに、朝食の時間が迫っているため足早にロッジへ舞い戻る。
この日はイエローストーン観光。
トラウトフィッシングの聖地をロッドも持たずにドライブするという過酷なミッション。
まずは定番のオールド・フェイスフル間欠泉。
圧巻。
途中でエルクに遭遇しつつ・・・
この日の最終目的地、マンモス・ホットスプリングスへ。
巨大な石灰棚が見れます。写真はパレットスプリング。
初日の目的を果たした我々は Flagg Ranch のロッジへ帰って、のんびりと翌日のプランなどを練りました。
【実釣2日目】
早朝に限ってはのんびりしきれない小生。
煙のようにロッジを抜け出し、スネークリバーへ。
前日同様、冷え切った朝。
同じポイントへとウェーディング。。。というか入水。
『南無・・・』
集中すれば寒さも気にならなくなる・・・ようなならないような。
夜が明るみ始めて レインボー2匹 (32セント&28センチ) と カットスロート2匹 をキャッチ&リリース。
上の写真はレインボー。中央の紅色があまり出てませんね。
カットスロート。
レインボーによく似ていますが、あごの赤いラインで見分けられます。
二匹目となるカットスロートを釣り上げてふと上を見ると、猛禽類の何かがこちらに向かってきます。。。
頭上を通り過ぎたのは、アメリカでも珍しいハクトウワシ!
初めて野生のハクトウワシを見れました。。。感動。
さて、二日目のイエローストーン観光。
ヘイデンバレーでバイソンに遭遇。
道路で車列を先導するシーンも。
慌てすぎてアングルが斜めに。。。^ ^;
地殻活動が盛んなことを物語るマッドボルケーノへ。
沸騰する泥沼。
そして、アメリカで一番見たかった場所かもしれない、イエローストーン大峡谷。
谷のするどさ、高さ、滝の轟音、そのどれもが美しい。
イエローストーン、満喫しました!
【実釣3日目】
熊におびえながら出勤するのもこの日が最後・・・
自分でかけた二日分のプレッシャーからか、他の要因からか、食いが浅くバラシが多い。。。結局この日はレインボーが一匹のみ。
『ふふふ・・・今日はこれくらいにしといたろか・・・』
お別れのご挨拶をして 三日間通った釣り場を後にする小生。
家族旅行のついで釣りとしてはまずまずの結果だったということにしておきましょう。イエローストーンとグランドティトンの大自然の余韻に浸りつつ帰路につきました。