十分駅の一つ手前、大華駅で降ります。
誰も居ません。
怪訝な顔をする家族たち・・・
フフフ、実は十分瀑布に行くには、こちらの方が近い、というのがネットの情報です。
ちゃんとルートも写真等で確認済み。
しかしながら、、、、線路の上を歩きだすと、子供の足取りが重く、そのうち
「お父さん、線路の上歩いていいの?」
とか
「立ち入り禁止って書いてあるんじゃないの?」
とか
「ホントにこっちから行けるの?」
とか
「警察につかまったらどうするの」
とか、いろんな質問が飛んできて、どうも行くのは反対の模様。。。
「ここじゃあ線路の上歩くとか、踏切無いとこ渡るとか、普通なの!!」
「電車は1時間に一本で、往復考えても当分来ないから大丈夫」
とか、説明はするのですが、子供は平渓線沿線の風潮を知らないし、いかんせん自分も不安なところがあるので、全く説得力がありません
子供も変に正義感が強いというか、警察に捕まるようなことは絶対にしてはいけないと思い込んでいて、いや、それはそうなんですが、規則なんて人間が勝手に決めたもので、国によっても時代によっても違うし、自己責任で他人に迷惑さえかけなければ、ある程度許容されると思っているので、あぁ~なんか教育上悪いこと書いてるなぁ・・・・、例えば制限速度でも時速1kmでもオーバーしないようにしてるのは窮屈でしょうがないし後続の急いでるクルマに迷惑をかけたりしますが、それと同様に、周囲に合わせることも大事で、台湾のこの辺りでは線路を生活の場の一部としているところもあるので、、、、
まぁ、言い訳がましいことは置いといて、最終的には、子供の正論と、自分の心の中の「いや、このまま行って本当に大丈夫なのか」という不安、それでも何かしら常に冒険してみたい、前と違うことがしてみたい、という欲求の狭間で、とうとう
「そんなんやったらもうええわ、もどるもどる、でも電車は一時間来やへんからな!!」
と、罪のない子供にブチ切れてしまったのでした。。。。
最低です・・・
それまでにも伏線はあって、酷いホテルに泊まって、朝早くから叩き起こされて、時間が無いからと駅まで走らされて、ヨメも子供も機嫌が悪かった(うむむ、、、全て自分のせいか・・・・)ので、こちらとしての判断ミスもあるけど、最善を考えて行動している訳で、そんなにムスッとしなくても・・・という気もあって、そうなった訳なのですが・・・
ヨメは「きちんと説明してあげて」と言うのですが、きちんと説明できないから、なのですね・・・・
そんな訳で、最悪の元旦の朝を迎えたわけです、、、、
ただ、しばらくして子供から話しかけてきてくれたこともあり、とりあえず関係は復旧しました
あぁ、良かった
次に来た列車に乗って、十分の駅に向かいます。