バイク屋は教えてもらった候補が2軒。
大きいのは駐車場で教えてもらった方ですが、ちょっと遠い。
現状ではアイドリングはしますが、回転数は3千回転くらいまで上がってすぐに落ちるので、ほとんど走れません。
それに大きい店は事務的になりがちですからね。
橋立鍾乳洞で教えてもらったバイク屋は、グーグルマップで見る限り、自転車もやってる町のバイク屋さんという感じ。
自分がお世話になってるバイク屋も同じなので、好きでやってて腕もたつみたいな、なんとなく信頼感があります
「房野輪店」に向かうことにしました。
ただ近いと言っても「比較的」近いだけで、ここから3kmちょっとあります
歩いて押して行こうと思ったのですが、ギラギラ照り付ける炎天下では、さすがに自殺行為だと認識しました。
バイクには申し訳ないですが、アイドリングからアクセルを開けて回転数が上がり、すぐに落ちる、その一瞬の回転数の上昇を利用して、トロトロと裏道を走ります。
アクセルを開けてはちょっと進み、、、また開けてはちょっと進み、、、
それでも押していくよりは速いし、クラッチを握る左手以外は疲れません。
今朝あちこちで汲んだ水は、とっくに底をついています。
裏道には自販機は無い・・・
そして、なんとか房野輪店に到着。
事情を話して、症状を見てもらいました。
「ヒューズが切れてない?」
「ええ、一番最初に確認しました」
「う~ん、この症状だと、電気系だね。ちょっとウチではなんとも・・・」
「分かりました。では家まで運ぶ運送の手配って可能でしょうか?」
「う~ん、それもウチではやってないね、申し訳ないけど」
「わかりました。。。」
覚悟はしてはいましたが、やっぱりそうか。。。
しかたない、もう一軒のバイク屋に持っていくか・・・
動かないバイクを抱えて、路頭に迷ってしまいました。。。
「保険屋には電話したの?」
「え、、、? いや、、まだ・・・」
そうか、、、その手があったか
事故でもないけど、故障でも保険は効くのでした。
気が動転していたのか、暑さのせいで思考が回っていなかったのか、その発想がありませんでした。
急ぎ保険屋に電話して、運送の手配をしてもらいます。
運送業者が来るまでの間、待たせてもらうことになりました。
房野輪店の店長さん、とても気さくな方で、橋立鍾乳洞の土産物屋のご主人とツーリングに入った話など、楽しい話を聞かせていただきました。
しばらく話していて、、、
「やっぱりヒューズじゃない?」
「え、でも最初にちゃんと確認したけど・・・」
あれ?
そういえば、バッテリーを逆につないでからは確認はしてないけど・・・
でもバイクのエンジンはかかってるし、なんなら10kmですが走れます。
「一応確認してみましょう」
荷物を降ろして、シートを外して、コネクターに付いてるヒューズを見てみると・・・
「あっ!! 切れてる!!」
なんと、ヒューズが切れてました・・・
そんなことだったのか。。。
バイク屋に聞いた時もそう言ってたのですが、なぜ気づかなかったかというと、、、
それは、バイクのエンジンがかかったから。
ヒューズが切れてるのに、エンジンがかかるなんて!!
だって電流流れないんですよ!?
そんならエンジン掛かってるバイクのバッテリー外してもエンジンは止まらないんだ。
そんなこと、まったく思ってもみなかったなぁ。。。
ヒューズは最初にちゃんと確認したし、エンジンはかかるのでヒューズは関係ないと思い込んでしまったんですね。
文系出身なので電気系は弱いんですよ!!
でも確かに、KDXはバッテリーレスだし、カブはほぼバッテリー空の状態で走ってるなぁ・・・
落ち着いて考えればわかることなんですが、その時はダメだったんですよね。
暑さのせいということにしておきましょう