はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!!

2018年08月19日 11時42分31秒 | TZR250SPR(3XVC)

やってしまいました。。。

まさかこんなことになるとは

特に無茶をしたわけでも、何かミスしたわけでもないのですが、これはもうホントに巡りあわせというか、そういうことだったんだろうとあきらめるしかないのでしょう。

途中何回か分岐点のようなものはありましたが、それぞれの選択の結果です。

ただもしかしたら、別の選択によってもっとひどい事故に遭っていた可能性もあるので、失敗だったかどうかは神のみが知っています。

 

この日、天気が良いことは前日からわかっていたので、朝から出掛けました。

なんとなく東に向かいたい気もあったのですが、多分暑いだろうから、涼しい山の中に行こうと北に向かいます。

実際は、とても涼しくて、もう一枚持ってきた方が良かったかなぁ、、、と思うような、爽やかなツーリング日和。
最高の一日・・・・になるはずでした

 

ルートは、九頭竜湖の脇を通って、その北の方にあるキャンプ場がどんなとこなのか下見に行き、大野市に出て帰るというもの。

 

九頭竜ダムで休憩。デカイ1000ccのバイクが2台来ていました。

今のバイクに乗ってる若い人には、TZRなんて昔のバイク知らないか、興味が無いんだろうなぁ、と思いつつ出発。

 

九頭竜の道の駅で11時20分。

昼飯にはちょっと早いのですが、いつも昼飯を食べ損ねるし、迷った末メニューのカレーうどんが食べたくなったので、ここで食べていくことにしました。
のですが、なんとカレーうどんが売り切れ!!

うむむ、、、すっかりカレーうどんの頭になってしまっていたので、「もういい!!」と、たべずに出発。

 

目的の小池公園キャンプ場に向かうに、勝山駅の辺りで右折し、山道に入ります。

山道と言っても、川沿いの一本道は、それほど狭くもなく、のんびりと走るにはいい道です。

おっ、沈下橋がありました

引き返して行って見ると、すぐにダートになりましたが、距離的に大したことが無いは分かってるので、そのまま強行突破。

川の上は通り過ぎる風も涼しくて気持ちいい。

せせらぎの音も心を静かにしてくれます。

「上高地に行ってきました」と言ってもばれんやろなぁ(バレるバレる)と思いながら、写真を一枚。
これが元気なTZRの最後の写真となるとも知らず。。。

 

また川沿いの道に戻り、テコテコと距離を重ねます。

そしてついにその瞬間がやってきました

 

視界にいきなり鹿が!!

(ダジャレではありませんぞ)

ブレーキをする暇も無かったと思います。

そのあとで覚えているのは、鹿の腰のあたりの映像。

「ドガッ!!」

 

・・・気が付くと、倒れていました。。。

「やっちまった。。。」
転倒した状況は理解できますが、なんでこんなことになってるのか・・・

「あ、、、鹿か・・・」

一瞬ののちに、記憶がよみがえってきました。

「いや、ホントに鹿やったんか??」

「うん、確かに鹿やった。」

「マジか・・・

 

急いでバイクを起こそうとしますが、いつもと違ってフラフラで力が入らない

意識も少し朦朧としています。

「これは相当ヤバいぞ」

というのは、自分でも分かりました。

 

転倒した写真を撮る余裕もない。

というか、バイク乗りの心情として、転倒したバイクをそのままにして写真を撮るという行為は、かなり勇気というか、強い意思が要るものなのです

今回はバイクの状態がかなりヒドイだろうというのはなんとなくわかってましたので、そんな余裕もなく、そのまま起こしました。

認めたくはないが、目の前の現実を受け入れるしかない。

「俺のTZRが、なんでこんな・・・くそ!!」

やっちまったのは確かですが、自分の落ち度は無かったと思うと、TZRに対する罪悪感はかなり軽減されました。

ある意味、もうどうしようもなかったし、仕方がないとあきらめがついたのです。

そのときはそれで良かったのですが・・・・

 

鹿の姿はもうどこにもない。

まぁ、居たところで損害を請求する訳にもいかないし、逆にその辺りで倒れておられたら助けない訳にいかないのでそれは良し。

タイヤに付着した鹿の毛を見つけました。

「やっぱり夢やなかったんや。。。」

 

通常では転倒なんかすることのない、直線道路です。

スピードはそんなに出ていなかったので、滑った距離は大したことないですね。

茶色い痕跡は、おそらくバイクと地面に挟まった靴の色です。

削れてます・・・

手前がステップとブレーキレバーと靴、左がハンドルの先っちょとブレーキレバーでしょうか。。。

けっこう深く掘れていて、こちらでも衝撃の大きさが分かります。

 

鹿がどうだったか知ろうと思って道路脇を見たら、なにやら掘れた跡が

この辺りで踏ん張ったのでしょうか・・・

今写真を見ていて気付いたのですが、ヨモギの葉っぱが裏側を見せています。

鹿はこの辺りで一度倒れたのかもしれません。

 

気になるTZRの状況ですが・・・

こう見ると、たいしたことないように見えますが。。。

ステップが折れていて、衝撃の大きさを物語っています。
(通常はステップは折りたたまれるので折れません)

カウルもバリバリ。

カウルの割れは仕方ないとして。。。

ラジエターの蓋がいがんでいます・・・

このモデル専用なので、新品はおろか、オークションでも出て来ない代物。

フロントフェンダーは吹き飛んでいます。

フェンダーがフォークに当たった跡がありますね。

 

エンジンはかかりました。
さてどうするか・・・

たまたま郵便局の方が通りかかり声をかけてくれました

また戻ってくる、ということでしたので、ダメならお願いするとして、とりあえず行けるとこまでいくことにしました。

 

ステップは少しだけ残っている部分とチャンバーの上に載せてなんとか走行可能。

勝原駅前に公民館があったので、そこまでは行くことにしました。

このまま家まで帰ろうかな、とも思ったのですが・・・

オイル系に問題があると、エンジンまでやられてしまいます。

そして何よりも。。。

ヘルメットのネジが吹き飛ぶくらいの衝撃を受けているので、自分の脳が心配です。
「安静にしてた方がいいかな・・・

転倒した直後に意識が無かったので、脳震盪を起こしている可能性も高く、サッカー選手が担架で運ばれていく事態を考えるとこんなことしてていいのか、という気がしてきました。
心なしか、気持ち悪くなってきた

なんとか公民館にたどり着き、バイクを停めていると、先ほどの郵便局の方が停まってくれました。

 

「大丈夫ですか」

「いやぁ、ちょっと病院に行きたいんです」

「じゃあ送っていきます」

「ほんまですか、ありがとうございます。助かります」

 

ということで、整形外科まで送っていただきました。

その後総合病院に行き脳の検査のあと、ヨメに迎えに来てもらって帰ったのでした。

バイクは保険会社に運んだ運搬業者の積み込みに立ち会い、いつものバイク屋へ運んでもらいます。

 

頼むぞTZR。。。

復活してくれよ・・・



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
災難だったな (ブラックモア)
2018-09-25 09:25:40
シカと衝突したか…
災難だったな。

こちらは、某国に駐在していた頃に某国立公園内で「バッファロー」と衝突したことがある。
二輪ではなく、四輪だったので 転倒した訳ではない。
身体的には何のダメージもなかったが…
クルマの修理費がかなり痛かった記憶がある。
返信する
そんなもんです (はるにわ)
2018-09-26 23:28:29
まだこんなもんで済んだだけマシかもしれません。。。
肩も足も、かなりの衝撃だったはずなのですが。
ただバイクは痛い
精神的にはかなりやられましたね。。。
返信する

コメントを投稿