ファウンテンズ修道院(Fountains Abby)は廃墟です。
12世紀に創建されたものの、16世紀に閉鎖され廃墟になり、その後17世紀以降に政治家一族の手により庭園として整備されました。
廃墟好きにはたまらない建物ですが、整備され過ぎていて冒険心をくすぐるようなワクワク感は薄いです
とはいえ、中に入るとそのデカさと荘厳さに圧倒されます。
さすが世界遺産、そこらの閉鎖水力発電所や廃村とはワケが違いますね。。。
映画に出てきそうな雰囲気ですが、水溜まりや使用感の無いザラザラ感が郷愁を誘います。
でも、この寂れた感じが実にたまらんのですわ~
当時、ここで生活していた人たちが居たんですよね、、、
自分たちと同じように泣いたり笑ったりして、生きて、最後土に返って。
それが何百年も前のことなのに、今と変わらないっていうのが、なんか不思議な感じがします
石の建造物を見るたびに、地震のない国っていいなぁと思います。
日本の感覚だと、
「よくこんな状態で残ってるな。。。」
「ちょっと揺れただけで崩れるんじゃないか・・・」
と心配してしまいますが、おそらく英国人にしてみると、
「なんで地面が揺れるんだよ?! じゃあ天は落ちてくるのかい?」
ってな感じなんでしょうね、、、聞いてみたことは無いけど。
この頃にはすっかり晴れていて、暑いくらいです。
庭園までだいぶ歩くので、当初はここで引き返そうと思ってたのですが、、、
「せっかくなので行ってみよう」
と思ったが最後、汗をダラダラ流しながら歩いていきます。
カッパやダウンジャケット、フリースやパジャマのトレーナーなど、ありったけの服を着ていたので、
Tシャツ一枚まで脱いだ時の手に持っている服の量が半端ない・・・
恥ずかしいので、リュックがパンパンになるまで詰め込みます。
振り返ると、きれいな花の向こうに廃墟と青空。
やっと6月のイギリスらしい季節が感じられました
庭園です。
このあと、入ったのとは別の出口から出ようとして道に迷い、、、
(ショートカットしたら、カットした部分に出口が・・・)
昼ご飯(例のパンですが)をかじったりして、結局出発したのは2時過ぎでした。。。
天気が悪ければあまり惜しくは無いのですが、このポカポカのいい天気の中、バイクに乗らずに汗だくで歩いてた、というのが口惜しい
ここから湖水地方に向け、例によって景色の良さそうな細い道を選んで走ります。
バイクで走るとやっぱり寒いけど、天気も良くて、きもちいい
やっぱり来て良かったなぁ~
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