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(本記事は個人の感想、推測です。ホントは違うかもしれませんが、ご了承ください)
欧米の庭園は幾何学的で人工的で、、、
対して日本庭園はありのままの自然を模しているので、まったく違うものだと思っていました。
ファウンテンズ修道院の庭園を見るまでは・・・
ここの庭園も、パンフレットを見ると池の形が円や三日月型だったりで、人工的。
人が自然に手を加えて、蹂躙とまではいかないですが、制御しようとしているイメージがあったので、こういうのはあまり好きではないし、今回もカットしようと思っていたのです
ところが・・・
来て見てそれが全くの思い違いであることに気が付きました・・・
英国庭園は、日本庭園と同様に自然を模していました!!
これは衝撃的なことで。。。
まさに目からウロコとはこのこと、何十年もの固定観念が一瞬で崩れ去った瞬間でした。
これが庭園の池。
円や三日月型の池が、実際にはこんな風に見えます。
芝生と池、ただの幾何学模様です。
が!!
実際の英国の湖はこんな感じ。
湖というよりは池かな、、、名もない池。
こちらが湖水地方。
庭園の池の景色と酷似しています。
イギリスの湖はみんなペタンとしていて、たいてい丸い形をしています。
湖の周囲には湖面とほぼ同じ高さの陸地が広がっていて、それが庭園の芝生地帯で表現されている。。。
庭園の景観は、イギリスの風景の余分なものを取り除いてエッセンスだけにした、最大公約数的なシンプルなモデルとして作られているのだと思いました
湖の写真は翌日以降のものばかりですが、湖水地方は新婚旅行含め2回既に来ているので、
英国の湖の美しい風景がどんなものか、頭に焼き付いています。
そんなにイギリスに来ているのに、なぜ今まで気づかなかったかというと・・・
これまで欧米の庭園というものをまともに見ていなかった、つまり、
人工的な幾何学模様を見ているのと同じなので、あまり真剣に見る気が無かった、
ということだと思われます・・・
芸術とは突き詰めていくとどんどん単純化していき、シンプルになっていきます。
日本庭園が砂に書いた線で川を表すように、欧米の庭園は円と直線で自然を表現しているのかも
ちょっとうれしい発見でした
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