こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

くだらない話

2017年01月08日 01時38分46秒 | Weblog
いよいよ成人式を迎える娘
その前日に
母親と出かけた先は小学校
20年前、
校庭のどこかに埋めた
タイムカプセルを開ける日だという。
その時の児童も保護者も
大半が集うらしい。
それが父親はお呼びじゃないらしい。

タイムカプセルなど
無縁だった時代を生きた私
やはり興味があるのだ!
「お母さんらが顔を合わせるところに
お邪魔虫でしょ」
そうかいそうかい、いいよ。

てなわけで無念さを抑えるために、
今日は
縁台やベンチ椅子のペンキングに打ち込んだのだ。
2年ばかりほおって置いたので
剥げかかっている。
半日がかりで塗り終えた。
真っ白になった縁台たちの
輝きに満足満足。
いつの間にか、
タイムカプセルに立ち会えなかった無念さは
消え去っていた。
余計なことを忘れるには
何かの作業に打ち込むのが一番だよな。

しかし、
娘らが帰宅したのは夜の10時過ぎ。
「あー、楽しかった!」
「面白かったよ。みんな久しぶりだから話が弾んちゃった」

そうですか、
父親が一人寂しく
家族のためにお稲荷さんを作って待っていたのに
たぶん頭の片隅にも
父親のしょぼくれた姿は
浮かびもしなかったのだろう。

「おとうさん、これおいしい!」
「うんうん。確かにおいしい」
このセリフに
やっと笑顔になれた。
なんという単純さ。
まあ今に始まったことではない。
それで
家族がうまくまとまっているのだ。
何も文句はない……でも……(ウジウジウジ)
コメント
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