想定外の大雪。
とても車で出かけられる状態ではない。
アルバイトでシフトが組まれた娘は、
「休めないよ」と頭を抱えた。
「よし歩いていくか。ついててやるから」
わたしの申し出に娘は愁眉を開いた。
降りやまない雪の中を父と娘は歩いた。
十センチは積もった雪に
溝も段差も覆われて分からない、
経験のない娘にはかなり危険だ。
仕事をしていたころ、
しょっちゅう雪に見舞われて
歩いた経験がある。
神経をピーンと張り娘の前を歩いた。
時々振り返り様子を見ては声をかける。
懸命に歩く娘がいじらしい。
一時間ちょっとの雪中ウォーキングだった。
「時間間に合ったか?」
「うん。大丈夫」
職場に向かう娘を見送る父親が
味わう得も言われぬ満足感。
娘の役に立ったのが嬉しい。
折り返して家路についたわたしの携帯に
メールが入った。
なんと娘からだった。
「お父さんすごい♡面白かったよ。有難う」
横殴りの雪の中、
思わずにやけてしまった。
とても車で出かけられる状態ではない。
アルバイトでシフトが組まれた娘は、
「休めないよ」と頭を抱えた。
「よし歩いていくか。ついててやるから」
わたしの申し出に娘は愁眉を開いた。
降りやまない雪の中を父と娘は歩いた。
十センチは積もった雪に
溝も段差も覆われて分からない、
経験のない娘にはかなり危険だ。
仕事をしていたころ、
しょっちゅう雪に見舞われて
歩いた経験がある。
神経をピーンと張り娘の前を歩いた。
時々振り返り様子を見ては声をかける。
懸命に歩く娘がいじらしい。
一時間ちょっとの雪中ウォーキングだった。
「時間間に合ったか?」
「うん。大丈夫」
職場に向かう娘を見送る父親が
味わう得も言われぬ満足感。
娘の役に立ったのが嬉しい。
折り返して家路についたわたしの携帯に
メールが入った。
なんと娘からだった。
「お父さんすごい♡面白かったよ。有難う」
横殴りの雪の中、
思わずにやけてしまった。