こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ちょっかい

2017年09月04日 08時27分59秒 | Weblog
「ここはこないしたら
ようなるんやで」

 父は宿題の工作や絵に
必ずちょっかい(?)を出した。
父が手を加えた作品は、
学校で貼り出されたり
賞に選ばれたりしたのだ。

 養子や丁稚奉公と
苦労しっぱなしの人生で
身につけたのか、
何でも器用にこなした父。
あて名書きを頼まれる達筆も
独学だったのだ。

 普段は無口なのに、
子供がやることは
しょっちゅう口を出した。
その通りやると
不思議にうまくいくのだが、
しだいに反発を覚えた。

「僕は
僕のやりたいようにやるから!」

 思わぬ子供の宣言に
父はショボーン。
それでも
嫌われるのを承知で、
目を細め
幸せいっぱいな顔になり、
ちょっかいを出し続けた。

 最近老いた父を見ていると、
あの頃の父の姿が
懐かしく思い浮かぶ。
父のちょっかいは、
なんでもできる器用さを
私にくれた。
負けん気も
父から譲られた。
人並な人生を歩めた原点は
父のちょっかいだったのだ。
いまは感謝するばかり。
(有難う!お父ちゃん)と。
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走り屋

2017年09月04日 00時40分13秒 | Weblog
この漫画家の画風は、
わたしの感性(?)に
ピッタリきます。
戦争を背景に描いたものが
初期に多かったですね。
日系二世部隊がヨーロッパ戦線で、
戦闘に、
家族の命と名誉を守るために、
勇猛果敢にいどむ、
少年兵の漫画が、感動的だった。
日系だから強制収容所送りにされ、
日本との最前線には、
アメリカ祖国への忠誠心を疑われて、
送られることなく、、
ヨーロッパ戦線に回された日系二世部隊……、?
戦争は、
やはり不条理につきますね。
でも家族や自分の誇りを守るために、
戦うときは戦わなければならないんだなあと、
あの漫画は教えてくれました。

そして今回の漫画は、
走り続けた車屋三代の話。
車夫として鍛えられた足を使って駅伝に挑むという、
スポーツ漫画。
これも感動物語でした。
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