こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ホ、ホ、ホタルやんか

2019年06月12日 00時20分44秒 | Weblog
闇に目を凝らしていると、
ポッとともった蛍の光。
ゆっくりした動きで
宙をツーッと飛んだ。
はかなげな光から
目が離せない。
 ここ数年、
見られなくなった蛍。
圃場整備や農薬散布の影響で
姿を消したと諦めていたが、
先日、
庭の雑草を抜いていると、
草の根本に
蛍の卵を見つけて、
胸がきゅんとした。
 我が家の庭は、
ここ数年、
こぼれだねの草木が目立ち始めた。
生い茂る草木に、
自然の復活を感じたのは
正解だった。
カエルや蛇などの生き物が
顔をのぞかせ、
ついに蛍まで、
私の目の前で
舞ってくれている。
 昔には普通に庭で見られた
蛍が乱舞する光景は
望むべくもないが、
一匹の蛍が復活したのは
嬉しい限りだ。
 昭和に生まれ
平成を生きて、
世の中の進歩と利便性を
目の当たりにしてきた。
半面、
自然の衰退も味わされた。
 古希を迎えたいま、
自然の復活の一歩として、
蛍の光の瞬きを目撃、
幸せを覚える。
 
コメント
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