なんでやねん結婚記念日

あちこちに春の兆しを発見。
コロナで落ち込み続ける気力も、
少しは取り戻せたかも。
早く来い、春よ来い～～！
心に念じ続けるだけだ。

「旅行しようか？」
唐突な妻の問いかけ。
「え？」寝耳に水状況に。
「結婚４０周年やで」
結婚記念に旅行をというわけらしい。
結婚以来、
結婚記念日を祝った記憶がない。
ああ、一度だけあった。
わたしの還暦と誕生日、
そして結婚記念日を一緒に祝ってくれたのは、
数年前まで主宰していた劇団「自遊席」の活動に、
ともに打ち込んだメンバーたち。
１０数人が我が家に集ってくれた。
殆どが私の子供といっていい年代の顔ぶれ。
羽目を外した饗宴の一夜を懐かしく思い出す。
結婚記念日を祝ったのは、
多分その一度だけだったと思う。
だから、
妻の口から「結婚記念日」が飛び出すとは考えもしなかった。
気味悪く（最近なんかしくじったかな？）と、
ビクついたのも無理はない。
この年でなんでやねんとは思うが、
それでも嬉しいものだ。
とはいえ記念日は１２月。
１０か月も先の話である。
コロナも心配だが、
年齢的に、
そこまで健康でいられるかどうか……？
まあなるようになるか。
そう思うことにした。
私の人生がそうだったから、
まあなるようになるわ！である。（笑）