こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

サンキュー

2015年12月18日 01時05分48秒 | 文芸
名古屋で働いている息子から連絡があった。

おせちを買ってほしいのだ。

息子は居酒屋の店長。

暮れも押し迫ると、

おせちのノルマは恒例だ。

かくいう私も弁当製造工場に勤めていた。

やはり、

おせちはノルマだった。

「いくつあるんや?」

「あと二個や」

「ほなら、みな送って来い」

「サンキュー」

 とにかく、

これで正月のおせち料理は心配しなくて済む。

一応自分で作るつもりだったが、

気分がいっぺんに楽になった。

ただ、

既に買っておいた冷凍黒豆の出番がなくなる。

 大晦日は黒豆をアテに一杯やるか。

ゆっくりとコタツに入り、

テレビを見て年を越すことにしよう。

……おっと、忘れていた。

年越しそばを。

毎年暮れに私が作るのを家族は楽しみにしている。

家族に課せられたノルマは、

ちゃんとこなさなければ、

年が越せないぞ。

 

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