老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

目もない、手足もない、ミミズ

2023-06-23 08:50:21 | 阿呆者


1968 ミミズ

昨日は大雨が降り、寒い一日であった。
今日の朝、阿武隈川の辺 散歩路を歩いていると
数多くのミミズの死骸にあった。

10分間ほどミミズの死骸を数えてみたら177匹
小さな命の終わりに心のなかで合掌した。

子どものころ「ミミズに小便をかけてはだめだ」、と親に言われたことを思い出した。

地面を這いつくばっているミミズをよく見たことがない。
ミミズは目がなく、手足もない、紐状(ひもじょう)の動物と言われ
目見えず から「メメズ」、転じて「ミミズ」と呼ばれるようになった。

もし、自分が「目が見えず」「手足もない」としたら、生きていけるだろうか。

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『ジョニーは戦場へ行った』の小説と映画のことが浮かんだ。
戦争でジョニーは、見ることも話すことも聞くことも、そして手足も失った。

土のなかに棲み、ミミズが棲む畑は「良い土壌」である、と評価されている。
過剰な窒素肥料や殺虫薬を使うと、ミミズは棲むことができなくなる。

昨日のような大雨が降ると、大雨は酸素が少ないため土壌からミミズは這いだし
その結果、数多くのミミズが路頭に迷い、白くなり死骸となってさらけ出す。

蕁麻疹などは皮膚に痒みがあると
痒みに耐え切れずつい掻いてしまう。
痛みよりは痒い方が、にんげん耐えられない。
掻いているいるときは気持ちがいいけれど
掻いたあと「ミミズ腫れ」となって赤い傷が残ってしまう。

痒い所にはなかなか手が届かない。
お客様の痒い所に、手が届くようなサービスを施すひとは喜ばれ感謝される。

最後に蛇足になるが
ホタルミミズは蛍のように光を放すとか・・・・
まだ遭遇したことがない。