老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

似ているようで違う

2023-06-28 08:04:06 | 阿呆者
1973 心配性と物忘れ


                    季節外れの虹

97歳のお婆さんの身体介護に出かけようと家を出ようとした。

wifeから「居間の引き戸(掃き出し口))の鍵を締めたかどうかわからないので見てきて欲しい」
自分「(wifeが)見て来いよ」
wife「心配性なんだからわかっているでしょう」
玄関を開け家のなかに入り居間の引き戸の鍵は締まっていた。

アルトの助手席に乗ろうとしたら
wife「事務所(さくらさくら介護支援センター)の窓が開いているよ」「いつも忘れるんだから」
自分「締めてきたはずなのに・・・・」
wife「私は心配性で不安になるけど、物忘れが目立ち惚けてきたの・・・・」

wife「心配性と物忘れは違うよ」
また玄関を開け、事務所の窓を締めてきた。

アルトに乗ろうとしたら、玄関を締めたかどうか不安になり
戻り玄関のドアを開けようと引っ張っても開かない。
「鍵はかかっていた」
これは物忘れなのか、心配性なのか、わからなくなってきた。