爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

金峰山へ登る

2011年06月23日 | アウトドア
2011/06/22(水)


「信州50山同時記念登山」イベントで5/29に登る予定が雨で延期となり、一般人を募っての再登山はしないとのことであった。折角の機会であり、梅雨の晴れ間が保証されていたので、甲府市の最高峰でもある金峰山(キンプサン・2,599m)へ登った。廻り目平の広い駐車場に車を止め、小一時間ほど林道を歩く。晴天で暑くなりそうだ。右手に連続した二つの堰堤を見て10分弱で沢を小橋で渡る。ここから小沢沿いのフカフカして歩き良いカラマツ林の上りとなり、最後の水場からは沢身を離れ、苦しい上りとなって行く。咲き始めたアズマシャクナゲに励まされながら、シラビソ、コメツガなどの針葉樹林帯を行き、標識のある中間地点で行程は半分だ。シャクナゲの木が多くなるも、花はポツポツで残念。盛期にはあと一週間ほど時が必要であろうか?樹林帯は木の根が縦横無人に露出し歩きにくそうだが、程よく丸太が配置され、快適に高度を稼げる。下りではその感がより一層際立った。上りが一旦緩くなり、前方に小屋のある大岩や五丈岩が見え隠れするようになれば、もうひと頑張りで金峰山小屋へと飛び出す。ハイマツ帯となり、視界が一気に開ける。大岩のあるベンチから仰ぐ山頂方面と五丈岩が眩しい。小屋の主人と一言二言言葉を交わし、瑞牆山や小川山へのなだらかな稜線とその岩峰群を眼下に望みながら20分程で頂上へ到着。絶景である。八ヶ岳、南アルプス、富士山など名だたる山々が見渡せる。ただ、御嶽山や北アルプス方面は雲がかかり見えなかった。頂上は狭く岩場のせいか、少し下った五丈岩の立つ広場に殆どの人が休憩している。岩へは途中まで登ってみたが、怖くて止めた。下りは瑞牆山方面へ道をとり、千代の吹上・下の分岐から小屋まで戻り、来た道を辿り下山。足の疲れを感じながらだらだらと林道を下ってゆくと、奇岩や岩峰が幾つも眺められ、思わず足を止めずにはいられなかった。今年初めてのハイマツ帯を行く山行であった。


 廻り目平へ向かう車道からは先ず屋根岩が目を引く


 大弛(オオタルミ)峠への車道を分けると、道脇奥までレンゲツツジが咲き誇っていた


 トイレの上にある大駐車場(まっすぐに林道を行き、進入禁止手前の路肩に駐車すれば少し時間が稼げたか?)

 
 林道脇にある大岩(20分ほど進んだ処にある。岩登りのハーケンが残っている。)


 五丈岩はまだ高み


 金峰山小屋上の大岩とベンチ


 ベンチから見上げる頂上と五丈岩


 小川山のなだらかな稜線、瑞牆山、そして小屋


 岩峰群を見下ろす


 瑞牆山(2,230m)をズームアップ


 頂上下から五丈岩をバックに


 広場から八ヶ岳方面(瑞牆山はいやに低く見える)


 広場から富士山遠望


 五丈岩全景


 下山した「千代の吹上」方面


 五丈岩から頂上を望む(頂上は通過されることが多そうだ)


 岩の間からの富士山


 五丈岩と頂上を振り返る


 稜線が遠くなる(五丈岩が右の枝の葉と見間違うほど僅かに伺える。中程は金峰山小屋の大岩。)


 一番大きかったアズマシャクナゲ


 キバナノコマノツメ(林道脇にシロバナノヘビイチゴとともにそれぞれ小群落を作っていた)


 シロバナノヘビイチゴ

◇今回のコースタイム
 ・駐車場 6:12 - 大岩 6:33 - 中ノ沢出合 7:02 - 中間地点 7:45 - 金峰山小屋 8:44 - 金峰山頂上 9:13              <3時間01分>
 ・五丈岩 9:55 - 千代の吹上・分岐 10:20 - 小屋 10:30 - 中間地点 11:05 - 中ノ沢出合 11:29 - 大岩 11:57 - 駐車場 12:17   <2時間22分>














コメント
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