俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

立春

2008年02月04日 | 俳句

『暦の上 今日立春 まだまだだ』
(こよみのうえ きょうりっしゅん まだまだだ)

『願わくば 立春大吉 探すのみ』
(ねがわくば りっしゅんだいきち さがすのみ)

『水温む 川面キラキラ 春の顔』
(みずぬるむ かわもきらきら はるのかお)

『冴え返る 昔飲んべえと 呼ばれし身』
(さえかえる むかしのんべえと よばれしみ)

『残寒と 思えば景色も 様変わり』
(ざんかんと おもえばけしきも さまがわり)

『水温み 満員電車も 寝台に』
(みずぬるみ まんいんでんしゃも しんだいに)

『春が来た 雪が降ってても 春が来た』
(はるがきた ゆきがふってても はるがきた)

『風走る 立春の日に 我歩く』
(かぜはしる りっしゅんのひに われあるく)

『節分会 鰯に替えて 秋刀魚なり』
(せつぶんえ いわしにかえて さんまなり)

『折り鶴の 中途のままに 春が来た』
(おりづるの ちゅうとのままに はるがきた)

コメント
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