俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2008年02月22日 | 俳句

『掠れしは 飛行機雲よ 春の空』
(かすれしは ひこうきぐもよ はるのそら)

『椋鳥の 我と遊べり 春の畑』
(むくどりの われとあそべり はるのはた)

『垣根より 小首を傾げ 玉椿』
(かきねより こくびをかしげ たまつばき)

『あれこれと 単語の出でぬ 春の昼』
(あれこれと たんごのいでぬ はるのひる)

『春暁や 眠りはいまだ 足りざるに』
(しゅんぎょうや ねむりはいまだ たりざるに)

『うららかや 風静かなれば 尚に良し』
(うららかや かぜしずかなれば なおによし)

『春めきて 空の色にも 恋心』
(はるめきて そらのいろにも こいごころ)

『春の山 生駒の山は 霞みおり』
(はるのやま いこまのやまは かすみおり)

『菫咲く 黄泉平坂 イージス艦』
(すみれさく よもつひらさか いーじすかん)

『ポポンポン 桃は咲いたか 桃太郎』
(ぽぽんぽん ももはさいたか ももたろう)