『鶯や 松竹梅の 庭に居り』
(うぐいすや しょうちくばいの にわにおり)
『地下鉄の 風切り音に 春はなし』
(ちかてつの かぜきりおんに はるはなし)
『春眠は 尻の温みか 知りません』
(しゅんみんは しりのぬくみか しりません)
『雀の子 パチンコ出るや ジャンジャンと』
(すずめのこ ぱちんこでるや じゃんじゃんと)
『ふてぶてし 天を向きたる 猫柳』
(ふてぶてし てんをむきたる ねこやなぎ)
『春霞 生駒の山も ひとやすみ』
(はるがすみ いこまのやまも ひとやすみ)
『白梅に 昔むかしの 想いあり』
(しらうめに むかしむかしの おもいあり)
『梅月夜 同じ月をば 見ているや』
(うめづきよ おなじつきをば みているや)