俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

大雪予報

2008年02月24日 | 俳句

『逆上る 鯉の一団 水温む』
(さかのぼる こいのいちだん みずぬるむ)

『離れては 梅の都の 桃想う』
(はなれては うめのみやこの ももおもう)

『春霞 初めてたなびく 昼下がり』
(はるがすみ はじめてたなびく ひるさがり)

『春めくや カメラを手にし 右左』
(はるめくや かめらをてにし みぎひだり)

『店頭の 妹に似たりし 飾り雛』
(てんとうの いもににたりし かざりびな)

『春めいて 今度は直美の 芝居見に』
(はるめいて こんどはなおみの しばいみに)

『春水は 向こうより来て 行き過ぎし』
(はるみずは むこうよりきて いきすぎし)

『壊れしは 嫁の携帯 春半ば』
(こわれしは よめのけいたい はるなかば)

『今日もまた 大雪予報 外れてね』
(きょうもまた おおゆきよほう はずれてね)

『梅が香に 雪の兆しも 耳遠く』
(うめがかに ゆきのきざしも みみどおく)

『春の風邪 自堕落故と 言うなかれ』
(はるのかぜ じだらくゆえと いうなかれ)

『鏡山 菜の花蓮華 春の海』
(かがみやま なのはなれんげ はるのうみ)
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コメント (1)
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