『春暁や 街の白みて 息白く』
(しゅんぎょうや まちのしらみて いきしろく)
『春寒し 剪定されし 枝の先』
(はるさむし せんていされし えだのさき)
『紀元節 窓を開けても 変わりなく』
(きげんせつ まどをあけても かわりなく)
『春浅し 空は晴れても 気は曇る』
(はるあさし そらははれても きはくもる)
『残雪を 見つけて印す 靴の跡』
(ざんせつを みつけてしるす くつのあと)
『春雪を 残して走る 車有り』
(しゅんせつを のこしてはしる くるまあり)
『春の宵 暮れそで暮れぬ うすあかり』
(はるのよい くれそでくれぬ うすあかり)