俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

チューリップ

2008年02月25日 | 俳句

『鞦韆や 漕ぐ人待ちて 三年目に』
(ふらここや こぐひとまちて みとせめに)
           鞦韆=しゅうせん、ふらここ=ブランコ

『喧しき 風車売りの 風の音』
(やかましき かざぐるまうりの かぜのおと)

『大雪に 変え小雪降る 嫁の伝』
(おおゆきに かえこゆきふる よめのでん)

『シャボン玉 小さく高く 空に消え』
(しゃぼんだま ちいさくたかく そらにきえ)

『花屋前 黄色の映えし チューリップ』
(はなやまえ きいろのはえし ちゅーりっぷ)

『小雪よし 空は春日の ど真ん中』
(こゆきよし そらははるびの どまんなか)

『枝しごき 小梅一輪 盆の上』
(えだしごき こうめいちりん ぼんのうえ)

『飛梅に 鶯鳴くを 遠く聞く』
(とびうめに うぐいすなくを とおくきく)

『東国は 嵐の如き 春一番』
(とうごくは あらしのごとき はるいちばん)

『東風吹かば まだかまだかの 花便り』
(こちふかば まだかまだかの はなだより)

『春の月 望も過ぎて 黄色増し』
(はるのつき のぞみもすぎて きいろまし)

『猫柳 お濠の風に 揺られてる』
(ねこやなぎ おほりのかぜに ゆられてる)

コメント
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