俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

梅一輪

2008年02月17日 | 俳句

『そこのけと 雀に言われりゃ 春なのさ』
(そこのけと すずめにいわれりゃ はるなのさ)

『春光の 洩れ射す部屋で 昼寝かな』
(しゅんこうの もれさすへやで ひるねかな)

『春光や 天使の囁き 聞くが如』
(しゅんこうや てんしのささやき きくがごと)

『百均の メモ帳ひとつ 春の道』
(ひゃくきんの めもちょうひとつ はるのみち)

『梅一輪 一輪ほどに ふるさとが』
(うめいちりん いちりんほどに ふるさとが)

『梅月夜 口から零れし 愚痴一つ』
(うめづきよ くちからこぼれし ぐちひとつ)

『梅の里 香りに乗せて 孫便り』
(うめのさと かおりにのせて まごだより)

『駅吊りの 盆梅展に 気の急きて』
(えきつりの ぼんばいてんに きのせきて)