『老いたりて またもや引くや 春の風邪』
(おいたりて またもやひくや はるのかぜ)
『咳き込みて 春を知らせる 喉ぼとけ』
(せきこみて はるをしらせる のどぼとけ)
『春浅し うつくしき女 嫁のみか』
(はるあさし うつくしきひと よめのみか)
『春来たる 風邪の薬は 朋ブログ』
(はるきたる かぜのくすりは ともぶろぐ)
『年金の 知らせダブりて 春寒や』
(ねんきんの しらせだぶりて はるさむや)
『春雨や 土の団子に ひと雫』
(はるさめや つちのだんごに ひとしずく)
『雪溶けて もう降るまいね 春の雪』
(ゆきとけて もうふるまいね はるのゆき)
『蠟梅の 透けし花びら 素の心』
(ろうばいの すけしはなびら すのこころ)
『雪解けて 土を割り出る 新芽かな』
(ゆきとけて つちをわりでる しんめかな)
『桃夭や 紅匂う 桃の花』
(とうようや くれないにおう もものはな)