『朝餉前 パン屋の前を 春風が』
(あさげまえ ぱんやのまえを はるかぜが)
『春の犬 阿吽と啼いて 引籠もる』
(はるのいぬ あうんとないて ひきこもる)
『武庫の川 静かに流れ 春いずこ』
(むこのかわ しずかにながれ はるいずこ)
『ねぐらより 囀り聞こゆ 朝の道』
(ねぐらより さえずりきこゆ あさのみち)
『春の風 大志大志と 吹き抜けて』
(はるのかぜ たいしたいしと ふきぬけて)
『寝るに寝て すべてが万事 朧かな』
(ねるにねて すべてがばんじ おぼろかな)
『春空へ 缶蹴りあげて 夢覚めり』
(はるぞらへ かんけりあげて ゆめさめり)
『朋の道 光り輝き 春うらら』
(とものみち ひかりかがやき はるうらら)
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