俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春の水

2008年02月15日 | 俳句

『春の鳥 南天の実を 啄みぬ』
(はるのとり なんてんのみを ついばみぬ)

『空青く 風は冷たく 春浅し』
(そらあおく かぜはつめたく はるあさし)

『女高生 身振り手振りで 春の唄』
(じょこうせい みぶりてぶりで はるのうた)

『風邪薬 喉元過ぎて 余寒なお』
(かぜぐすり のどもとすぎて よかんなお)

『飛梅や 梅が枝餅も いかがかな』
(とびうめや うめがえもちも いかがかな)

『目の前に ぬっと出た春の ホトトギス』
(めのまえに ぬっとでたはるの ほととぎす)

『春浅し 滑り台にも 主なく』
(はるあさし すべりだいにも あるじなく)

『掌に 掬いて判る 春の水』
(てのひらに すくいてわかる はるのみず)

『香に負けず 梅の蕾の 膨らみて』
(かにまけず うめのつぼみの ふくらみて)

『白梅を 探して歩く 散歩道』
(しらうめを さがしてあるく さんぽみち)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする