酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

大江戸呑み歩記 上野

2015-07-07 | 旅行
築地市場でゆっくりと朝食をとり、一行は上野へ。


鈴本演芸場に到着。
結果論だが、早めに着いて大正解。会館40分前から行列が少し出来ていたのだが、そこに並んだおかげで良い席が取れた。会場は満席であった。


「たまには落語でも」。そう、この気軽さがいいね。


何かな。狛犬も笑ってます、ってことかな。


鈴本演芸場は場内飲酒ができる。もちろん呑む。
名物の信太鮨を買ってうきうきの遠足気分だ。


開演までたっぷり時間もあるしということで、少し早めの昼食。
座席には小さなテーブルも付いていてサービス満点の演芸場である。

演目はもちろん落語、漫才、奇術とバラエティーたっぷり。
期待通りの楽しさであった。

そして夕刻。


アメ横の立ち飲みで。ビールやらホッピーやら。


前ピンご容赦。
旬ですな。谷中生姜はお約束でしょ。


そんなこんなで、一行は早い夕食へ。向かった先は神田やぶそば。


新築とはいえ、風格は十分。
早めに行ったおかげで小上がりでくつろぐことができた。


練り味噌や焼き海苔で一杯やりながらお目当ての肴を待つ。


これ、焼き海苔ね。箱の中には小さな炭が入ってて暖かくなっているという細工が。なんて素敵なおもてなし。
それにしても、また前ピンだ。酒で手元が狂ってたのか。

そしてお待ちかねの「天ぬき」登場。


アツアツの天ぬき。まずおつゆが旨い。絶妙な手業で掻揚げた天ぷらもふわりと旨い。
あこがれの、神田やぶそばの天ぬきは値段にちょっとびびったが実に良かった。

しめは「せいろう」で。


読者様のディスプレイではどんな色に見えてますかね。実物は爽やかな蕎麦色?をした、それはそれは美しい食べ物でござんした。
さらっと盛られた麺は箸にするりと絡む。麺の先っちょをちょんちょんとツユにつけ、口元に持っていけば勝手にするすると喉に吸い込まれていく快感。
おお、これが「たぐる」という空気感だろうか。何より出汁たっぷりの濃いツユで味わうほぼ十割に近い風味豊な麺は格別。
お口の肥えていらっしゃる方は好き勝手言ってるようですが、あたしゃ十二分に満足しやした。


あ、なんだこれ。こんなの食べた記憶はないぞ。

そうそう、これはTが食べた夏の限定メニュー、じゅんさい蕎麦ではなかったか。
失敗したなあ。蕎麦は別腹な自分。せいろうはその気になれば2~3枚はいける軽さだったので、これも頼めばよかった。

帰り道。


お江戸はいいなあ。こんな甘味処があるなんて。
時間があれば、葛切りを食べてみたかった。


お江戸はいいなあ。雑居ビルの中に寄席ですと。
調べてみたら二つ目さん専用の寄席なんだそうで、こういうところで皆さん修行を重ねるんでしょうな。漫画「どうらく息子」を思い出す。

あれれ?秋葉原ってメトロ新宿線通ってなかったけ、とか言いながらプチ迷子。お上りさんの本性が顕になりながらもとりあえずJR線まで戻ってみればガンダムがお出迎え。

ああ、秋葉原なんだなと実感。隣にはAKBのショップがあったりして、つい買っちまったこじはるのクリアファイル。自分へのお土産。

実ははじめから行こうと思ってたりして(笑)


呑み歩記はまだ続く。

大江戸呑み歩記 安着~翌朝

2015-07-06 | 旅行
鎌倉から帰ってみれば翌朝は晴天。
暑いのなんのって、向こうは涼しくて良かったなあ、なんて。

さて

すちゃらか旅行会。今回はAir Doでひとっ飛び。


機内サービスのお飲み物は同社のキャラクター「ベア・ドゥ」のカップで。
同社のオリジナル品、オニオンスープがこれまた美味しく、毎度のお気に入りなのだった。

仕事を終えてからの出発。お江戸に着いたのは夜。
毎度ベースキャンプを張る浅草で、まずは居酒屋で安着祝い。かつては旭川にもあったあの大規模チェーン店であるが夜の早い浅草にあって3時までやってまーす的な店はありがたい。


選べる酒の中から菊姫(石川)の山廃原酒を。エイヒレをつまみながら、菊姫のフレッシュな特徴的な酸味に酔いしれあっというまに上機嫌。スタートは上々である。

サラダなどちょこちょこと食べたのだが、どうも納得しないということで午前様にもかかわらず蕎麦。


江戸通り角の蕎麦屋で。よせばいいのにかき揚げまで(笑)


明けて、寝起き早々築地市場で朝ごはん。


いつにも増してすごい人と思いきや、飛び交う中国語。沖縄もそうだったけど、すごいなあ。
で、やがて姿を消す「場内」を堪能すべく、インドカレーを食べに行こうと出かけたが、なんと廃業。
築地で何でカレー?かもしれないが、仕事を終えた築地の人たちが入れ替わり立ち代りやってくる、いかにも市場な雰囲気が楽しかったのだ。

仕方なく表に出て・・・


どうしようかと迷っていたところ、今なら岩のりの味噌汁サービスですと商魂逞しい食堂さん誘うので、そこでネギトロ丼。



朝酒が効く。


向こうのY氏はヅケ丼。そうそう、海苔たっぷりのおつゆがなんとタダ(笑)。これも旨かった。


道すがらの卵焼き屋。

甘いのがいいですか控えめがいいですか。

あ、甘くないのを。

大根おろしはつけますか、いりませんか。

あ、ほしいです。

威勢のいい御姐さんに圧倒されながらも無事ゲットした卵串。


これを食べると、ああ築地だなと思う。

が、おっと忘れちゃいけねえ。あの店でコーヒーを飲まばねばと再び場内へ。


ここです、ここ。築地の歴史遺産にしてもいいくらいの喫茶店。


カレー屋さんは再会が叶わなかったが、こちらは有名なご主人も健在で、再びネルドリップの美味しいコーヒーにありつく。
しばらくは上京できないかもしれないので、このコーヒーもこれが最期かな。
客の勝手な思い込みだが、歴史の大きな転換期に自分もそこにいるのかと思うと、それはそれで感慨深いのだった。


画像を整理しながら、まだ続きます。

沖縄 3日目

2015-04-25 | 旅行
3日目、というか短い旅はこれが最終日。

ドライブして昼過ぎには那覇空港にいた。
やることといえばメシ。


いつでも食べられると思っていながら、食べそびれるところだった沖縄そば。
これはソーキそば。


食べておくべき名物、タコライス。

で、帰りの飛行機は14:30だもの。
弾丸ツアーなのである。

食ってばかりでどっかに行ったのかって?
そりゃすこしは行きましたとも。


初日、首里城にいた猫。売店のあたりはいつもいるね。



栄町市場の老犬。



ちゅら海水族館。



花も咲いていたし



民家に素敵なシーサー見つけたし



ずっと曇っていたのに古宇利島では奇跡のきらめき。
神様から束の間、お日様のプレゼントが。



世界遺産「斎場御嶽」で祈りを捧げる。


そして大雨の雲の上を飛行機は行く。



ぽつりと三日月が道案内。