酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

お江戸のフレーバーに酔う

2018-10-05 | 酒風景


シュールな画像だが、そこはBARとかじゃなく、おばんざいの店。
そこの息子(兼パート・酒担当)が、なかなか面白い仕入れをするんだな。

こっちではあまり見かけない「電気ブラン」。
浅草は1丁目1番地、神谷バーのブランド商品だ。

神谷バーといえば、上京するたびに一度は顔を出したい店(何しに東京行ってんだ)。
で、土産にこれを買って帰る(重たいのに)。
自分にとっては東京のノスタルジックな味なのである。

しばらくご無沙汰だなあ。

そんなものだから、うっかりロックでと言ってしまった。ショットでやるのが神谷バースタイルなのに(笑)


アテは茄子の揚げびたし的なもの。酢が効いてんのかな、けっこうパンチがあって美味。
まろみある電気ブランのテイストとも相性良し。

それにしても、ああ、行きたや浅草。

秋旨し 酒は男山

2018-10-02 | 酒風景
秋といえば・・・、人それぞれにいろいろと思い浮かべると思うが、愛飲家の合言葉は「ひやおろし!」。

私も寄稿している日本酒WEBメディアSAKETIMESによれば

「ひやおろし(冷卸し)」とは、春に搾った酒を秋まで貯蔵してから出荷する酒のこと。春に搾ったばかりの荒々しい酒も、秋まで熟成されることで丸みが出て、グッと味わい深くなります。
ひやおろしは、旨味のある秋の食材と相性抜群。さんまやきのこなどといっしょに飲むことで、ひやおろしをさらに美味しく楽しむことができます(以上「秋の到来を告げる旬の日本酒ひやおろしとは?」より抜粋)

・・・とのこと。


いつもの店でも仕入れてある。酒屋が勧めるから仕入れてみたけど売れるのかい、と女将。


ほら、ここに買う人がいるでしょ(笑)

秋の味覚というわけじゃないが、笹身のワサビ焼きを頼んで呑んだ。ホント、いろんな食材と合うのである。口当たりもおだやかなのでスイスイいけちゃう。

一年中、秋ならいいのに。

いやウソウソ。

そんなこと言ったら初冬の新酒を拝めなくなる(笑)

愉快なり、酒と肴

2018-06-02 | 酒風景
友人と宅呑み。

前日から無性に食べたかったのがコレ。


カツオたたき。旬ですな。
実のところ、待たれるのは戻りカツオ。古来、江戸っ子が女房を質に入れてでも食べたいと言われた、脂ののった、銚子あたりの生カツオ。刺身で、カツオ飯で。ああ、早く泳いで来い(笑)
たたきは、いわば前哨戦だな(笑)

ニンニク、生姜を効かせてポン酢で頂くたたきにはこんな酒。


旨口な吟醸酒を。男山(北海道旭川)北の稲穂大吟醸。
互いの美味しさを、互いに高め合う、そんな相性が楽しい。

そして、理由はないが麻婆豆腐。


豆板醤多め、味濃いめ。豆鼓の代わりに納豆を入れコクを出すのが自分流。

友の手土産の酒はコレ。


麻婆豆腐に合わせて用意したものではないが、試しに合わせてみると思いのほか旨みがしっかりとしていて、濃厚な麻婆豆腐と渡り合うのにはちょっと驚き。
肴と酒の相性はまさに男と女のごとき、だな(笑) 何が起きるか分からないところに面白さがある。

モルトな夜。

2018-05-10 | 酒風景
宵越しをバーで過ごす。

唎酒師ゆえ日本酒に触れることが多いものの、モルトやワインは元来好き。逆に、日本酒の知識を得るたびに、他ジャンルの酒に興味は高まるばかり。

あ、もちろん本格焼酎も。

結局、酒なら何でも好きなだけじゃんと言われそうだが、違う。
旨いものは旨い。それだけだ。

昨夜はこれを。





ちょっとお高いのだが、ハーフでもいいですよというシステムがお財布にありがたい。

それはともかく、さすが良い酒は香りが魅力。
飲み干しても、グラスの残り香だけで何時間もいられるほど。その余韻を楽しみながらツマミのチーズを味わったりするのだが、ともすれば落語にあるウナギ屋の軒先で、煙を匂いをかぎながら飯を食うという、その主人公の気分であったりする。

ちょっとハードボイルドに決めようと思った記事であるが、やはりオチは三枚目。

泡盛に浸る。

2018-03-16 | 酒風景
昨夜は、泡盛の会なるイベントに出かける。
ここ数年行われているもので、はるばる沖縄から酒蔵さんがやってきて泡盛を振る舞ってくれるのだ。

はい、お腹いっぱい呑みましたとも。







何種類呑んだかな。ロックであれこれ味見。
やはり個性いろいろで、でも、どれも美味しい。


沖縄料理のビュッフェから、一例。
向かって左側の中身汁(中身=内臓のこと)。沖縄に行くと時々食べるいわゆるモツ煮みたいなものなんだが、これは良く出来ていた。旨し。

ただソーミンチャンプルーは、向こうの人にかなわないな。

で、また呑む。




エイサーも迫力満点。素晴らしい。

で、また呑む。



ちょっとお遊び。


ソーキそば用の麺(ビュッフェで自分でおつゆをかけて食べるもの)に、さっきの中身汁をかけて食べてみたら、おお、なかなか旨いじゃないか(笑)

で、また呑む。



てなわけで、とても楽しい時間なのだった。
抽選会は何も当たらなかったが、この運は取っておいて別途活用すべし。

沖縄、また行きたいぞ。