HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ノクターン

2009年04月01日 | レッスン日記(小中高生)
かえでさん(大人):
今 彼女が「今年はこの曲を絶対弾きたいの!」と言って取り組んでいるのが、切なく美しい「ノクターン」です。

今のところ 半分くらいまで ゆっくり弾き進めてきました。
少しずつ少しずつ、曲の繊細な音色や 胸キュンな旋律が形になってくるのが嬉しいです。私も一緒に、その気持ちを味わっています。

「ノクターン」という曲はたくさんありますが、どのノクターンかというのは、コンサートで披露するまでは秘密にしておきます・・・


順調Rくん

2009年04月01日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃんの「エリーゼのために」のレッスンが終わりに近づいたころ、玄関のドアがそっと開いた音がして、誰か入ってきたような気がしました。
でも誰も入ってこないので、そのままレッスンを続けましたが、どうもなんだか、「だれかさん」が来てるんじゃないか、という感じがする。
そこで、そーっとレッスン室のドアから、玄関の方を見ると・・・
ほうら、やっぱり。
Rくん(小1)が、ついたての陰にうずくまってる。

「やっぱりいた!入ってくればいいのに~」
見つかって、Rくんは「へへへ・・・」とか言いながらレッスン室へ入ってきました。
先週も先々週も、すごくいい音を聞かせてくれたRくん。
その好調は まだ続いてるかな。
もう飽きちゃったかな。

「『ONE』、見ないで弾けるよ。楽譜いらないけど、これ見てて」
いきなりRくんが、「ポケモン~ONE」の楽譜を先生に渡して言いました。
うわあ、すごい。やる気まんまん。
半分くらいまでスラスラと弾いたRくん、まん中すぎくらいで「わすれちゃった・・・」と ちょっとつっかえましたが、その他の部分では なかなかごきげんなノリで、この大人っぽい曲を聞かせてくれました。

「すごいかっこよく弾けるようになったね!もう、覚えてきたんだね」と褒められて、Rくんは
「『ねこふんじゃった』なら、もっと早くひけるよ」
と、すごい勢いで「ねこふんじゃった」を熱演してくれました。

「うわ~、速い!すごいねー! バーナムもすごいかな」
大丈夫、今日もバーナムの「丘を上る」課題は、しっかり、たっぷりした音で響きました。
今日も3曲、バーナムを進め、さすがに疲れたか
「もうプリントやる」と「演奏終了」を表明したRくんです。
「そうだね。たくさん弾いたから、プリント。あっ、もう、問題が前にやったのしかない。Rくん、これじゃ簡単すぎるよね?」
ちょっとあおってみた。
「簡単すぎる!」と、ちょっとニヒルな顔でRくんは言いました。しめしめ。
「よーし、じゃ、すごーく難しい問題あげるよ。どうだ!」
先生が出したプリントは本当に難しくて、ややこしい外国の国名を 音符のリズムにあてはめるというものです。
少しやって「やっぱり難しい~」と言いそうになったとき、
「あっ、おかあさんお迎えだ。じゃ、また来週つづきをやろ!」とかわした先生であった。

お迎えにきたお母さんは、
「さっき、前の生徒さんが『エリーゼのために』をすごく上手に弾いてるのが聞こえてました。すてきですねー。いつかあんなふうに弾けるようになるかしら・・・」と うっとり。
「なりますよ!その気にさえなれば すぐ弾けます」と保証した私ですが。

Rくん、「その気に」なる日は いつ来るかなあ・・・

テンポは大事🎵

2009年04月01日 | 音符・楽譜・テクニック
Y子ちゃん(小3):
春休みになり、先週はお出かけでお休みでしたが、今日は
「はいっ、箱根のおみやげ! 富士サファリパークも行ってきた」と、元気な顔でやってきました。

バーナムの、ディミニッシュコード連続のアルペジオ課題も、「エリーゼのために」の新しい「B」の部分も、さほど苦労せずてきぱきと弾けるのは、しっかりと身についた読譜力と、日頃の練習の積み重ねのおかげです。

「『エリーゼ』のBのところ、もう覚えてきたね。じゃあ、最初から続けて弾いてみよう」と 先生が言いました。「その時には、全部同じ速さで弾いてね」
「同じ速さ?」
「そう。Aのところは、もう慣れてるから速く弾けるけど、Bはまだ慣れてないよね。でも、続けて弾いたとき、Bに来ていきなりノロくなったらおかしいよね」
「うん、そうだねー」
「Bに合わせて弾きたいなら、Aをゆっくり弾き始めなきゃいけないし、もしAを、普通に速く弾いちゃったとしたら(と先生が弾いてみる)、しょうがないからBも、おなじ速さで弾かなきゃ。こうなふうに(Bを弾く)」
「うぇ~!」
華麗なるプレイに、Y子ちゃんはびっくり。
「ね、だから、まあAは、いつもよりちょっぴり遅めに余裕もって弾いて、BはちょっとがんばってAに追いついていくようにしたらいいんじゃない?」
「うん、わかった」
Y子ちゃんは、ニコニコして弾き始めました。テンポが変わらないように気をつけながら・・・
そして、しっかりしたテンポでA-B-Aを弾き通しました。
さすがお見事!

「テンポ」というのは、とても大事。
演奏者が、自分の都合や指の都合やなんかで、いちいち弾きやすいテンポで弾いていたら、音楽は台無しになってしまいます。
難しいところや弾きにくいところは、そこだけ別に取り出して練習するとかして、全体を通して弾くときは 一貫して同じテンポをキープするように、今から習慣づけるようにしましょう。
ピアノという楽器は 基本的に一人で弾く楽器です。
テンポがフラフラしていたり、自分勝手に速くしたり遅くしたりしていても 誰からも文句を言われないのをいいことに、自分勝手なテンポで弾いていると、それが習慣になり、リズム感の悪い人になってしまう恐れあり。気をつけましょう。

「さあ、今から、曲を通して弾く!」というときは、身勝手なテンポにならないよう、心して弾きましょう。
たとえ、誰も見ていなくても・・・

それが、かっこいいピアニストになるコツです。



スポ鑑ギャル・つづき

2009年04月01日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
先週、思わぬところから「元祖スポ鑑おっかけギャル」であったことが判明したHさんですが、お相撲の春場所も終わり、落ち着いたことと思いきや・・・

今日は「スケートすごかったですわね~」と現れたのでした。

そうか、フィギュアスケートの世界選手権があった!

韓国のキム・ヨナ 女子で初の200点越え初優勝、すごかったねー・・・でもそれもめでたく終わったし、と思いながら、ふと、「じゃ高校野球・春のセンバツはどうなんだろう?」と、また新たな不安がよぎるヒバリであった・・・