HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

合奏「イエロー・サブマリン」🎵

2009年04月08日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Y子ちゃん(小4)とレッスンしていると、玄関の方で、そうっと「だれかさん」が入ってきた気配が。
先生とY子ちゃんは「ふふっ」と目を見合わせて、「来たよね・・」とささやき合いました。
果たして、Rくん(新・小2)が 今日は隠れずそろそろと入ってきました。

「じゃ、Rくんの番ね。Y子ちゃんは、M2ちゃんが来るまで待ってる?」
「うん、待ってる」
今日は 先生の都合で、いつもなら明日来るはずのM2ちゃんに 今日来てもらうことになっているのです。

さて、Rくんのバーナム。
今日も順調に進んで、なんと5曲もクリアしました。プリントの問題もあっという間に全問正解でき、4年生のY子ちゃんのいる前で先生にほめられて、Rくんは照れたようににんまりしています。
なんだかんだいっても、それなりに実力ついているのです。
もう2年生なんだもんね。

ピンポ~ン♪ とチャイムがなり、M2ちゃんが、約束の時間より15分ちかく早くにやってきました。
きっと、仲良しのY子ちゃんと一緒になれることが嬉しくて、早く来たのでしょう。

そうだ、いいこと考えた。
「ねえ、せっかくこうやって、三人もいるんだからさ、三人で一緒に『イエロー・サブマリン』やってみようよ。Y子ちゃんも弾いてよ。弾けるよね?」
「うん、いいよ」とY子ちゃん。
「え~、まだリコーダーでしかできないよ」とM2ちゃん。
「え~、どうやるのかわすれた」とRくん。
「Y子ちゃんは、始めから全部弾いてね。M2ちゃんは、『レー、レー、レー、レーミ、ラララララ~』のところにきたら、リコーダーを吹く。そしてRくんは、両手とも『チョキ』にしておくんだったよね。右手はレとミ、左手はソとラに置いて、今のところを弾くんだったじゃない?」
「ああ~、そうだった」

こうして分担も決まり、三人で「イエロー・サブマリン」を合奏(?)しました。
先生はRくんの隣で伴奏、Y子ちゃんは 高い方の場所で全部のメロディーを弾き、そしてM2ちゃんはリコーダーを吹きます。

♪ レー、レー、レー、レーミ、ラララララ~
  ラララララー ソソソソソー ♪

やりだすと止まらなくなってしまう「イエロー・サブマリン」。
みんなで何度も何度も弾きました。

去年 入門したときからずっと「発表会は出ないからね」と言ってるRくんですが、今日、ピアノのまん中でおねえさんや先生に挟まれ、みんなでにぎやかに「イエロー・サブマリン」を合奏した気分はどうだったかな。
「みんなでやるんなら、簡単だし楽しいな」と、ちょびっと気持が動いてくれたらいいんだけどなあ・・・

「エリーゼ」 パーツOK

2009年04月08日 | クラシック曲
Y子ちゃん(新・小4)
「エリーゼのために」の、Cの部分(最後のエピソード部分)が宿題になっていました。
左手がAの音の連打、右手が和音の連続で、嵐のような激しさを表現するこの部分は、曲のクライマックスです。
Y子ちゃんには、1週間で両手合わせて予習してくるようにとの宿題にしましたが、期待通りちゃんとやってきてありました。
音さえ勉強してきてあれば、レッスンでたちまち見違えるように素敵に弾けるようになります。

Cができたので、「じゃ、その次のところへ行っちゃうよ」と、先生はアルペジオで2オクターブ駆け上がり、そのあと一気に半音階で駈け降りる「見せ場」を弾いてあげました。
「ここは難しそうに聞こえるけど、よーく見てやってみてごらん。どう?同じパターンを オクターブ上、そのまたオクターブ上と3回くり返してるだけじゃない?」
「ああ、ほんとだ」
「それから、そのあとは半音階で下がってくる。そして、またAが始まる・・・どう?意外と簡単じゃない?」
「うん、意外と簡単」

「エリーゼのために」は、たいていの場合 少し背伸びして発表会などで弾くことが多いですよね。
その場合、その子にとってはけっこう譜読みなどが難しく、完成には時間もかかりますが、普段「バーナム」で アルペジオや 和音の構成や 半音階などを すでに繰り返し経験し、身につけているレベルの子にとっては、普段の練習のまとめ、みたいな感じで易々と弾けるのです。

Y子ちゃんの場合も、「背伸びの発表曲」としてではなく、「普段の練習曲」としてエリーゼを使用したので、なんなく弾くことができたのでした。

さあ、これで、A、B、C、そしてフィニッシュと、すべてのパーツができました。
来週は、このパーツを全部一つにつなげて、まとまった曲として仕上げてくるのが宿題です。
いよいよ完成間近!

アリア・美しい音色

2009年04月08日 | レッスン日記(小中高生)
Mさん(大人):
バロックの小品集を 楽しんで少しずつ練習しています。
今日の「アリア」(ヨハン・ヴァレンタイン・ライトゲーバー作曲)の演奏は、とても心に残る美しい音色でした。

Mさんの弾くピアノの音色・・・特にバロックの時は、なぜか いつも心ひかれる音で、私はMさんが帰った後、ひそかに自分でも もう一度その曲を弾いて しみじみしてしまったりするのです。
それを言うとご本人は、「また~、お上手なんだから!」と信用しないんですが。
確かに、決して「名手」というわけでもないし、特に流ちょうな名演奏、というわけでもないので、なぜ Mさんの音が美しい、と感じるのかは謎です。