HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アンコール遺跡のお話

2010年01月23日 | その他日記
キノパパ:
今年になって最初のレッスンです。

冬休みの間に なんとあの世界遺産の聖地 アンコール遺跡へ行って来たとのことで、今日は そのときの写真を見せてもらいながら おみやげ話を聞くことで、めちゃめちゃ盛り上がってしまいました。

アンコール遺跡は、現在のカンボジアの元になった「アンコール王国」の遺跡です。
中でも「アンコール・ワット」は特に有名な寺院ですから、みなさんも その名を耳にしたことがあるかもしれませんね。

熱心な仏教王国であったアンコール。その遺跡には、いたるところ仏像が彫刻されていて、その巨大さ、緻密さ、美しさ、そして数の多さには、写真を見ただけでも圧倒されます。
この、人類の貴重な文化遺産である広大なアンコール。そしてそこからほんの15分ぐらい離れた場所では、一般市民が 壁も電気もないような粗末な家に肩を寄せ合って暮らしています。
子どもたちは皆 靴も履かず裸足、そして家族の一日の生活費は 200円だそうです。
「みんな、とにかく今日一日を生き抜くことだけで精一杯の暮らしです。見なければよかったと思うような、悲惨ともいえる場面も目の当たりにしました。けど、やっぱり行ってよかった。あの国を体験して帰って来てから、何事にも不満がなくなりました。会社での人間関係や嫌なこと、日々の不平不満・・・そんなものが何でしょう? 今日を何不自由なく暮らし、電気もガスも水も豊富にあり、食べ物はあふれ、明日に何の不安もなく、暖かなベッドで眠れる、恵まれた暮らしに感謝しなきゃ、という気持ちに、ほんとになっちゃいますよ。」
キノパパは言いました。
「あれを見ると、人生観が変わります。あの、何も持ってない人たちと、何でも持っている自分とを引き比べて、何というか・・・ショックを受けました。本当に・・・大きなショックでした」
心優しいキノパパは、本当にショックを受けたようでした。
なぜなら 帰国後、高熱を出して寝込んでしまったのですから。
そのため、今年第一回のレッスンが、今日まで延びてしまったのです。

私たちは、もっと自分の持っているものに感謝して、大事にしなければいけません。
そして時々は、遠い空のむこうの、カンボジアのみなさんに、そして時空を超越して今なお残る広大な遺跡に、思いを馳せようではありませんか。


アートなピアニストの方々 PART2

2010年01月23日 | その他日記
このピアノの絵
タイトルは「ワルツ」です。
その名の通り、ブラームスの連弾曲「ワルツ」の楽譜が、譜面代に拡げられています。

これは、私の友人が描いた絵です。
恐れ多くも、コンクールで入賞した作品なのですぞ!
彼女も 私と同じピアノ教師です。
ピアノを素材とした 絵の細部まで 決しておろそかにせず、丁寧に描き込まれていて、さすがピアニストだなあ、と思います。

譜面代に拡げられた楽譜のページがやわらかくうねっていて、印刷された五線譜も、その隆起に沿って丁寧に描かれています。
このように描くのは、すごく大変だったと思いますよ~
この楽譜、ちゃんと本当に弾けるように、正確に書いてあるそうですよ。

また、ちょこんと座っているお人形の重みで沈んでいる鍵盤の感じ。
この正確さは、ピアノを本当によく観察している人じゃないと描けないです
また、開いた蓋(ふた)の裏面に映り込んでいる、ソファーなどの様子も、夢見るような、不思議な雰囲気を出していると思います。

私は小さいころ、ピアノの中に映り込んで ダークに姿を変えた部屋の中とかを、すごく不思議な感覚でじっと見ていたものです。
まるで「鏡の国のアリス」みたいに、ピアノに映ったダークな世界へ誘い込まれるような、そんな奇妙な感覚を味わっていました。
お人形、というのも、何か不思議な異世界へつながるものでした。
そして、そんなバックに流れる、アンティークなワルツ

この絵は、そんな、幼い日の不思議な倒錯のあやうさの世界を思い出させてくれる、そんな気がします。

どうです?! ヒバリ推薦の、アートなピアニストのみなさんの作品たち。
みなさま、ご堪能いただけましたでしょうか?

アートなピアニストの方々 PART1

2010年01月23日 | その他日記
この作品を見てください!
これは、水曜日に来ているHさんが、ご自分で作ったものです。
お母様が着ていらした着物(絹)の布を使って作った、かわいい金魚の巾着袋
90才のおばあさまにいただいたものを見て、裁断や縫い方など推理しながら作ったというのですから、驚きではありませんか!

さまざまな色の、小さなパーツを縫い合わせ、てっぺんにはカワイイ帽子(?)、そしてその部分に紐が通してあって、小さな巾着として使えるのです。
おばあさまにいただいた時には、お香が入っていたということでした。
タンスに入れて使ったのでしょう、というHさんのお話です。
なるほど、和風サシェ、ということですね。かわいい
そのほかにも、お琴の爪を入れるとかさ、指輪やピアスを入れるとかさ、いろいろ考えられるじゃありませんか

これも、Hさんの作品です。
こちらは、花びら型の巾着。
どうです、すてきでしょ?

これらを見せていただいて、とても驚いたので、私はさっそくWEBで、そのようなものが定番としてあるのかどうか、調べてみました。
そうしたら、和風小物、として同じようなものがWEBでもいろいろ販売されたりしていましたが、どれも固そうで色もあまり使ってなく、Hさんのみたいに優雅なのは ひとつもありませんでした。

Hさんは、以前に「元祖スポーツ追っかけギャル」としてブログに登場してもらったこともある、元バリバリのキャリアウーマンなのですが、こんな素敵な手芸もできるなんて、さらに尊敬度アップです\(^O^)/

また作品見せてね