HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

発表会のあと・絵本「パフ」のこと

2010年07月28日 | 発表会・コンサート記録
今年も、発表会ではゲストに ヒバリの友人「かえでさん」を迎え、「かえで・ひばり劇場」というささやかな「シアター」を演じました。
「かえで・ひばり劇場」というのは、かえでさんがお話、私(ヒバリ)がピアノという 二人だけの「劇場」で、ピアノと朗読をコラボレートした 小さな小さな「お話の国」です。

今回の発表会では、1960年代にPPM(ピーター・ポール&マリー)というグループが歌ってヒットした「パフ」という歌を題材にし、PPMのメンバーの一人 ピーター・ヤローさんが監修した「魔法のドラゴン・パフ」という絵本を読みました。

今回は、絵本に書かれている英語の歌詞からテキストを起こし、歌うのではなく「お話を読む」スタイルにしました。
英語圏の子どもたちなら 歌詞を歌うだけでお話の感動を得ることができますが、日本語に翻訳して"歌う"には、どうしても無理が生じてきます。
そのため、音楽はピアノで演奏し、物語はお話として語り、リフレイン部分を 子どもたちや観客も声をそろえて一緒に歌う、という形にしました。
また、リフレインの歌詞も新たに作り、「パフ」全体を通してのテーマを表すような、そして簡単に覚えて歌えるようなものにしました。

こうして出来たのが「絵本の朗読とピアノ・パフ」です。
ちいさな子も、高学年の子も、真剣に聴いて、歌ってくれました。
今日、発表会初参加のSちゃん(小1)のママが メッセージを下さいました。
「(生徒さんたちは皆)個性豊かなメンバーだと感じましたが、一つだけ、皆、似ているな・・・と感じたのが、絵本の読み聞かせのときです・・・」
Sちゃんのママも、Sちゃんの小学校で読み聞かせのボランティアをなさっているそうです。そして、1年生でも、もうすでに興味のある子とない子に、ハッキリ別れているそうです。
ヒバリ教室の子どもたちについて、
「みんな真剣に聴いていて、とくに高学年の子が、あれだけ興味をもって聞けていることに、とても嬉しくなりました」と書いてくださいました。
(そういえば、一番小さいM4ちゃんのママからは、発表会の翌日「今朝起きて、パフの歌をうたっていました」というメッセージをいただいていました)
 Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」
お話を聴きながら、プログラムに書いた歌詞を見て歌をうたっている子どもたちです。
 ♪パフ 魔法のドラゴン ともだちだ 君が大好きさ いっしょに遊ぼう~♪

ちょうど、今日はかえでさんがピアノのレッスンに来たので(かえでさんは大人クラスの生徒)、M4ちゃんのことやSちゃんのママからのメッセージを伝え、二人で「パフ・・・やってよかったね」と喜び合ったことでした。

「レッスン日記ブログ」の元サイトHPに、パフのことや「朗読&ピアノ」の詳細なども書いてありますので、興味のある方はお読み下さい。
「パフ」は「あの曲の由来」ページに。

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発表会のあと・水曜日

2010年07月28日 | 発表会・コンサート記録
水曜日は、今年はじめて発表会に出た 保育園と1年生のみんなが来ました。

Sちゃん(小1):
玄関を入るなり、靴を脱ぐ間もそこそこに「あのね、たいへんなことがあるの!」と、大きな声で言いながら 急いでレッスン室に入りました。
発表会前にあげていた「子どものポピュラーピアノ曲集」を抱きしめています。
「あのね、前にやってた『エーデルワイス』を、また弾こうと思ってページを開いたらね、『エーデルワイス』の前のページが・・・・ほらっ!」
Sちゃんがパッと開いたページには、「パフ」の楽譜が。
「パフ」は、先日の発表会のときに「朗読とピアノ」のコーナーで 絵本を読んでもらい、みんなで歌ったのでした。
「ほんとだ!ちょうど『パフ』が出てたね。じゃ、これと『エーデルワイス』と両方、練習してみる?」
「うん!」
Sちゃん、さっそくすてきな曲が決まって、よかったね。
弾けるようになったら、きっと楽しいよ

Nちゃん(年長):
発表会のときは、とても緊張していたようですが、仲良しのM4ちゃんと二人、ヒシとよりそって手をつなぎ合い、演奏したりおねえさんやおにいさんの曲を聴いたりと、楽しんでいるようすもよくわかりました。
「じょうずだったね。今度からは、新しい本、やるんだよね」と 本を出してみましたが、
「『きらきらぼし』、ひけるよ!」「かえるのうたもひける!」と 次々鍵盤に指を走らせ、いつまでもピアノの響きを楽しむNちゃんでした。
きっと心の中に、キラキラとしたピアノの音が いっぱいあふれてるんだろうなあ。

M4ちゃん(年長):
6月にレッスンに入門して、7月にもう発表会!
しかもみんなの中で一番小さいM4ちゃん、ほんとにがんばりましたね。
同じ「おひさまぐみ」のNちゃんと手をつないで、オープニングも、合奏も、大きい人に交じって全部ちゃんとやりました\(^O^)/
全員の中で まん中にちょこんと並んでる、二人の小さい姿が、とっても可愛かったです
M4ちゃんも、ピアノの前に来るなり「♪ねこふんじゃった~、ねこふんじゃった~」とママに教わったフレーズを力いっぱい弾いていました。
(大きい人たちと一緒に熱演するNちゃんとM4ちゃん)
全部のステージーの写真が見れます→Yahoo!フォト 2010サマーコンサート
スライドショー&軽快な音楽で見てね♪

コンサートの後って、なんか興奮が高まって、バリバリピアノを弾きたいっ、という気持ちでぱんぱんにふくらんじゃってる状態なのかもしれないなー、と、M4ちゃんやNちゃんの姿を見て ふと そう思いました。
大人やベテランの人なら、ばばば~ん♪ と ベートーヴェンやブラームスのドラマチックな曲を叩きまくったりするところですが、その「発散の曲」が、小さいNちゃんやM4ちゃんの場合「きらきらぼし」であり「ねこふんじゃった」なのかもナー、と
ベートーヴェンでも「ねこふんじゃった」でも、高まった気持ちをうけとめ、発散してくれる音楽にかわりありません。
なんか、すばらしいと思いませんか。
こんなちっちゃい「デビュー生」が、自分のふくらんだ気持ちを ピアノで爆発させてるなんて。
これこそ、音楽の音楽たる姿だと、思いませんか・・・