今年も仲良くＭ＆Ｍ

小学校の時からずっと仲良しのＭちゃん（中２）とＭ３ちゃん（中２）。
新年最初のレッスンも「こんちわ～」と　二人そろってやってきました。

Ｍ３ちゃん：「冬休みは、ずっとおばあちゃんちに行ってたから練習全然できてない」と言いながら弾いた　ブルクミュラーの「舟歌」。確かに　まだ曲の音が取れてないので、まちがえたりウロウロしたり、の連続ですが、音色はやわらかくて「曲がわかったらきれいに歌わせられるんだろうなー」と思わせます。
途中、ミスタッチで偶然弾いてしまった和音を「意外とかっこいい音！」と言ってる。
そりゃかっこいいさ。その和音はナインス・コードと言って、ジャズに使う音なんだから。
それに気づいたＭ３のセンスはすごい。
バーナムもけっこう上手に弾けて、Ｍ３新春レッスン初めは、順調のようです。
「今年の発表会は、Ｍちゃんみたいな曲弾きたい」と　意外（？）な発言のＭ３。
そういえば、前にボサノヴァの曲を聞いて「この和音、すっごく好き」と言っていた。
そういう耳を持っているＭ３なのです。
ぜひともジャズ系の曲に挑戦してみましょう。

Ｍちゃん：
年賀状に「ブルクミュラー早く終わらせます」と書いていた通り、今日は最後の曲「貴婦人の乗馬」です。
先にＭ３ちゃんがレッスンしている間は　ヘッドフォンをつけてエレクトーンで練習し、自分のレッスンに備えました。
「貴婦人の乗馬」は、この「ブルクミュラー２５曲集」の全内容を集大成したような曲です。
付点リズムあり、三連符あり、レガートのパッセージあり、音の保持あり、そしてフィナーレは１６分音符連続の急速スケールでダイナミックにしめくくります。
家での練習はあんまりやってないんだろうな、と推察される演奏ではあるのですが、自分の番を待ちながらの練習時間の中、Ｍちゃんの持てる音楽をとらえるセンスと集中力を総動員して、何とか曲を仕上げてるのは、それなりにすごい。
バスケット部のキャプテンという、シャキシャキしたスポーツ少女なのですが、そのピアノタッチは繊細で、細やかなスケールのパッセージは美しいです。
がんばった甲斐あってブルクミュラーを終了。
次のテキストとして「ボサノヴァ曲集」をもらいました。
Ｍちゃん、発表会は？と聞いたら「ボサノヴァ！」と即答。
リズム感抜群のＭちゃんに、ボサノヴァはぴったりだ。

今年のＭ＆Ｍ、二人そろってかっこいいジャズ＆ラテンの世界を展開しておくれ。