楽譜って苦手… と思ってる人はいませんか?
ト音記号のうちはまだいいんだけど、ヘ音記号になると 今までのト音記号と混乱してゴチャゴチャ・・・ヘ音記号のドは ト音記号のラの場所だっけ?
なあんてお悩みはご無用。
まずは、この図を見てください。5つのドがあります。
上の五線と下の五線の間の空間、そのまん中にある、1本線(加線)が通った音符が「まん中のド」。ピアノでも まん中へんにあります。
そして、上の段の五線、その中の上から2つめの間(かん)に入ってるのが、1オクターブ高いド。さらに五線を通り越し、上の空間に浮いてる(?)2本の加線を伴った音符が もひとつ高い場所のド。
今度は下です。まん中のドの位置に鏡を置いたとして、その鏡に映った線対称の画像のようになります。
下から2番目の間に入ってるのが、1オクターブ低いド、そしてずっと下、五線から外れて 2本の下線と共に沈んでるのが もひとつ低いド。
さかさまにしても同じに読めますね!
ちゃんとした楽譜にすると、こういう形です。
この「5つのド」をガイドにして、読もうとする楽譜の難しい音が、この中のどのドに近いか、近場のドから数えていけば、高い音でも低い音でもすぐ読めます。
いちいちト音記号とヘ音記号とを分けて考えたり、何でも最初のドからド、レ、ミ、ファ、ソ・・・とか数えたりしなくても大丈夫。
さあ、これで楽譜も怖くないですね!
【追記】
ポイントは「大譜表で読む、または大譜表上でどこに位置するか考える」ということです。
大譜表とは、ト音記号とへ音記号の五線が一緒になった2段譜のことです。
慣れればどんな楽譜でも間違えずに読むことができますが、楽譜ビギナーの人は、ト音記号だけ、へ音記号だけ、と分けずに、必ず2段が一緒になった「大譜表」で読みましょう。
もし、ト音記号だけ、へ音記号だけの楽譜でわからないものがあったら、もう一方の五線を足して考えてみたらいいです。
例
→
とか
→
とかにして考えます。
がんばってください!
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