HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

子どもに練習させるには -その6.上手な所だけに目を向ける-

2020年11月15日 | 音楽のツボ

さっきの記事の続きです。

子どもがピアノの練習を嫌がらず、なんなら喜んで練習するための裏ワザ、その2。

それは「ダメな所をけなすのではなく、できた所だけ褒める」という「逆転の発想」です。

とかく大人の人は、子どもにあれこれ注意したくなってしまう傾向があります。

ピアノを練習しているときに「今の音、間違ってるよ」「つっかえてばっかりね」「もっとたくさん練習しなさい」など、ケチばかりつけられては、子どもじゃなくてもイヤになって「文句ばっかり言われるからもう弾かない」あるいは「お母さんの見てるところでは弾かない」となってしまいます。

たどたどしいピアノに、叱咤激励(しったげきれい)したりアドバイスしたりしたくなるお気持ちはわかりますが、効果はないので言わないほうがいいです。

代わりに、できた所にだけ目を向けて「褒める」。これは効果があります。

まず、「自分からピアノに向かった」ことで、1ポイント。「自分からピアノ練習するなんて感心!」と褒める。

たどたどしく弾いてるピアノ、例えば4小節弾いたうち3小節下手でも、最後の1小節の半分でも間違えずに弾けるところがあれば、「ここがきれいだね!」と褒める。

探せば、褒める所は案外見つかるものです。

褒められると嬉しいので、子どもはもっと弾くようになり、その結果、下手だった部分まで上手になってしまったりします。

間違いや出来ないところに目を向けて、それを指摘し直させるというのが普通の認識ですが、そこを逆に「上手な所を見つけ、そこだけ褒める」という方式にするのです。

間違いを直したりアドバイスしたりは教室でしますので、ご家庭では、どうぞ「褒め役」に徹してみてください。

きっと良い効果があると思います。

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