さっきの記事の続きです。
子どもがピアノの練習を嫌がらず、なんなら喜んで練習するための裏ワザ、その2。
それは「ダメな所をけなすのではなく、できた所だけ褒める」という「逆転の発想」です。
とかく大人の人は、子どもにあれこれ注意したくなってしまう傾向があります。
ピアノを練習しているときに「今の音、間違ってるよ」「つっかえてばっかりね」「もっとたくさん練習しなさい」など、ケチばかりつけられては、子どもじゃなくてもイヤになって「文句ばっかり言われるからもう弾かない」あるいは「お母さんの見てるところでは弾かない」となってしまいます。
たどたどしいピアノに、叱咤激励(しったげきれい)したりアドバイスしたりしたくなるお気持ちはわかりますが、効果はないので言わないほうがいいです。
代わりに、できた所にだけ目を向けて「褒める」。これは効果があります。
まず、「自分からピアノに向かった」ことで、1ポイント。「自分からピアノ練習するなんて感心!」と褒める。
たどたどしく弾いてるピアノ、例えば4小節弾いたうち3小節下手でも、最後の1小節の半分でも間違えずに弾けるところがあれば、「ここがきれいだね!」と褒める。
探せば、褒める所は案外見つかるものです。
褒められると嬉しいので、子どもはもっと弾くようになり、その結果、下手だった部分まで上手になってしまったりします。
間違いや出来ないところに目を向けて、それを指摘し直させるというのが普通の認識ですが、そこを逆に「上手な所を見つけ、そこだけ褒める」という方式にするのです。
間違いを直したりアドバイスしたりは教室でしますので、ご家庭では、どうぞ「褒め役」に徹してみてください。
きっと良い効果があると思います。
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