S子ちゃん(小4):
先週「となりのトトロ」を完全独習で完成させてきたS子ちゃん、今週「これにした」と選んできたのは、「勇気りんりん」。
「アンパンマン」の歌ですね!
弾いてもらってびっくり。
今回も、一人で全部完成してきています。
「知ってる曲だから・・・」とS子ちゃんは言っていますが、それにしても、メロディーも伴奏も全部弾けるまでには、たくさん練習したんでしょうね。
こんなに上手に弾けているので、ここでひとつ、さらなるポイントを伝授することにしました。
それは、一般に「シンコペーション」と言われる このリズムです。
学校の音楽の時間や、合唱団の練習の時なんかに教わった人もいるかもしれませんね。
このリズム、クラシックの曲と ポップスやロック、ジャズなどの曲とでは、微妙に弾き方がちがうんです。
詳しいことは省きますが、比較のために歌詞をつけて見比べてみます。
クラシック
ポピュラー
こんな風に、ポピュラー音楽の時は真ん中の四分音符を 額面通りに伸ばさず、短く切って 弾むように弾くのです。
「クラシックの時は『ひこーき』って言いながら弾くと正しいリズムで弾けるけど、この『勇気りんりん』みたいな曲は、飛行機よりも もっとすごい『ロケット』のリズムでひいてほしいんだ。」
「ほんとだ!こうやって弾いた方が、曲の感じが出てる!」
とS子ちゃんも驚いたように言いました。
「でしょ?!それともう一つね、メロディーも左手の伴奏も、レガートじゃなく 音を全部切って弾くの」
「うわ、けっこう難しい…」
ヒバリ教室で、代々 生徒のみんなに伝授してきた、譜面に書いてないけどミュージシャンなら常識の「暗黙の了解」的約束事の数々。
今日、S子ちゃんにも少しだけ伝えました。
よしよし、こうやってS子ちゃんも着々と、ノリ感のいい「ヒバリ教室の子」になっていく…
HP HIBARIピアノ教室
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