三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

WADONA@太閤船場茶会

2005年10月22日 | ライヴ日記
小雨決行・雨天中止の野外イベントなのに
朝からパラパラ雨が降るなんともいえない空模様。

11:30  第一回公演

お客さんがほとんどいない閑散とした中でスタート。
客席にいるのはスタッフばかり?!

津軽小原節
 まずは元気よく! というところから。
リンゴの唄~りんご追分メドレー
 新曲です。アレンジとしては、けっこううまくまとまってると思うのですが、
 ちょっと笛と三味線のピッチが合ってなかった?
大きな古時計
 打ち合わせに行ったときに、主催者側から「聴いてみたい」という声が出たので、
 張り切って入れてみたものの・・・
 笛と三味線のピッチがずれたままで、
 おまけに閑散とした中で、このしんみりした曲調・・・
 なんとなく雰囲気が重い
大阪行進曲
 こちらも新曲。大阪での公演、ということで持ってきましたが、
 戦前の大大阪時代の歌謡曲で、あんまり知ってる人がいない★
秋田大黒舞
 飴撒きの予定でしたが、あまりにもお客さんが少ないので、
 舞台上で踊り&唄・三味線で。

・・・・・・・・・惨敗の第一ステージ。
大きな古時計がまずかった。
あそこで、会場の冷えた空気に呑まれてしまった感じです。

というわけで。急遽、作戦変更。
もともと、公演の間隔が長いので、様子を見ながら
2回目、3回目のプログラムは作るつもりでしたが、
とにかく、明るい曲でひたすら押し捲れ!

13:40 第二回公演

雨が本降りになってきたので、開始を遅らせての2回目。
いや、正直、あの惨めな1回目公演だけでは帰れなかったよ・・・

南部俵積み唄
 新曲。めでたい曲で、華やかに幕開け。
 自然に笑顔でうたえる唄は、やっぱり強い。
りんごの唄~りんご追分メドレー
 今回の目玉企画。
 どっちも有名な曲だし、これは毎回やろうと。
津軽じょんから節
 手踊りの圧倒的なスピード感がうけたのか、
 予想外にお客さんがよく見てくれました。
津軽小原節
 これもやはり見て楽しい曲。
 舞台にテントで屋根が作ってあって、
 雨をしのぐ意味では本当にありがたかったのですが
 (ていうか、これがなかったら安心して三味線弾けなかったし)
 踊りにはきつく、傘が飛んできたよ!
曲弾き 
 ショートバージョンで挿入。
上をむいて歩こう
 前回よりは少しお客さんが増えましたが、それでも、
 飴撒きできる雰囲気ではなかったので、こちらで〆。

プログラム変更の成果、そして、今回は友だちが何人か来てくれてたので、
その安心感もあって、だいぶ良い雰囲気でやれました!

15:30 第三回公演

泣いても笑っても最後です。

南部俵積み唄
 さっきの幕開けが良かったので、今回もこれで。
りんごの唄~りんご追分メドレー
 3回目がいちばん良かったかな。
 この曲は、今後もぜひレパートリーに定着させていきたい曲。
津軽じょんから節
 さっきの受けが良かったので、もう一度。
三味線よされ~よされ節
 今日、初めてのよされ節。
 この曲をやってる頃、すごく風が強くて、
 三味線弾く方は寒くて指が動きにくいし、
 踊る方は扇が使いにくいしで、実は大変だったのです。
大阪行進曲
 せっかくなので、こちらも再演。ショートバージョンで。
 今回も、やはり客席にこの曲を知ってた人はナシ。残念!
六甲おろし
 踊りの準備の時間稼ぎに。。
 今日から日本シリーズだし! やるなら今だ!
 みんな手拍子で盛り上げてくれました。ありがとうございました。
秋田大黒舞
 最終回は、俵積み唄で始まり、大黒舞で終わる、めでたいづくしで。

終わってから、私たちも、お抹茶をいただきました。
じんわり暖かくなりました。



いやぁー。ほんとに、1回目の公演が終わったときには
どうなることかと思いましたが、
2回目、3回目と持ち直せて、やれやれです。
やっぱり、明るい曲、華やかな曲が、野外イベントには最適でした。
2人でこれだけの公演を乗り切れたことは、本当に良い勉強になったし、
また頑張ろうと思います。

今日、あいにくのお天気の中、来てくれたみなさん、
本当にありがとうございました。
コメント
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