三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

三下り。

2011年12月02日 | 三味線のはなし
三味線の調弦には主に3種類あって、
本調子、二上り、三下り、とあります。

津軽三味線の場合は二上りが多くて、
「津軽三下り」なんて曲名になるほど、
三下りの曲はほとんどありません。
この「津軽三下り」が私はあんまり好きでなくて、
練習もしないもんだから、
三下り、といわれると妙に構えてしまう傾向がありました。

そんな私が、最近、三下りづいてます。

胡弓は三下りが多かったり、
「古道成寺」も途中まで三下りだったり、
そして、最近「蝶の道行」の最後の三下りのところが好き。
初めは調弦に慣れなくて、訳わかんなかったけど、
かっこいいの。ここ、何かに使えないかな。。

こういうの弾いてると、
津軽三味線って、引き出しが少ないんだなと感じます。
古典の三味線はやっぱり奥深い。
まだまだ、こんなことも、そんなことも
三味線には出来ちゃうんだぜ。
いいとこ取りして、かっこいい曲を作りたいなー。
三味線大好き。


コメント
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