先週の話になってしまいましたが、
文楽劇場で開催された「東北の神楽」公演を観ました。
本公演だと、プログラムは有料販売ですが、
この公演ではプログラム無料配布。
そこは有料販売で良かったんじゃないんですか?
それで、その分も出演団体に持ってってほしかったなぁ…
東日本大震災後の、あの”自粛”ムードは何だったのか。
あのとき、音楽をやることの意味だとかを
やたら深刻に多くの人が考えていたようだけれど、
(もちろん私だって考えなかったわけではないけど)
東北の神楽は、そんなものとは全然別次元の、
本当に生活の中に生きている芸能だった。
音楽や芸能に意味があるのだとすれば、
こういうものの中にこそあるんだと思った。
自分の生まれ育った場所には、
祭も芸能もないから、
そういうものを持っている人たちが心底羨ましい。
どの演目も素晴らしかったけど、
個人的にいちばん印象に残ったのは「えびす舞」。
「山の神舞」の「荒舞」のかっこよさは、
すでに”知っている”かっこよさだったけれど、
この「品舞」の動きの柔らかさに惹きこまれた。
どちらの舞も動きの要素は似ているけれど、
そのつながり方が違って、
全体の印象がまるで変ってくる。
津軽三味線で言えば、
「荒舞」が「叩き三味線」で、
「品舞」が「弾き三味線」にあたる感じか。
分かりやすいかっこよさではないけれど、
それで魅せるのは実は相当難しいんだろうな、と。
でも、素敵だった…
それにしても
東北の芸能にこれほど心ひかれるのは
本当に何故なんだろう。
今年の夏は、また東北に行けるかもしれません。
文楽劇場で開催された「東北の神楽」公演を観ました。
本公演だと、プログラムは有料販売ですが、
この公演ではプログラム無料配布。
そこは有料販売で良かったんじゃないんですか?
それで、その分も出演団体に持ってってほしかったなぁ…
東日本大震災後の、あの”自粛”ムードは何だったのか。
あのとき、音楽をやることの意味だとかを
やたら深刻に多くの人が考えていたようだけれど、
(もちろん私だって考えなかったわけではないけど)
東北の神楽は、そんなものとは全然別次元の、
本当に生活の中に生きている芸能だった。
音楽や芸能に意味があるのだとすれば、
こういうものの中にこそあるんだと思った。
自分の生まれ育った場所には、
祭も芸能もないから、
そういうものを持っている人たちが心底羨ましい。
どの演目も素晴らしかったけど、
個人的にいちばん印象に残ったのは「えびす舞」。
「山の神舞」の「荒舞」のかっこよさは、
すでに”知っている”かっこよさだったけれど、
この「品舞」の動きの柔らかさに惹きこまれた。
どちらの舞も動きの要素は似ているけれど、
そのつながり方が違って、
全体の印象がまるで変ってくる。
津軽三味線で言えば、
「荒舞」が「叩き三味線」で、
「品舞」が「弾き三味線」にあたる感じか。
分かりやすいかっこよさではないけれど、
それで魅せるのは実は相当難しいんだろうな、と。
でも、素敵だった…
それにしても
東北の芸能にこれほど心ひかれるのは
本当に何故なんだろう。
今年の夏は、また東北に行けるかもしれません。