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三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

音楽が私にくれた居場所。

2019年07月24日 | 三味線のはなし

人にはいくつかの顔がある。

 
家族と過ごす顔
仕事で見せる顔
友だちといるときの顔
 
いろんな関係性の中で使い分けながら生きている。
素顔でいられることは少ない。
仮面をかぶって過ごしていることも少なくない。
人の世は難しい。人づきあいは疲れる。
 
私はまったくもって社交的なタイプではないし、
紙一重で引きこもりにならずにすんでるくらいだと思う。
子どもの頃から友だちをつくるのが苦手だった。
 
それでも
どうにかこうにか今こうして生きてるのは
音楽があったから。
 
学校がどんなに生きづらくても
ピアノのレッスンに行って先生とたくさん話すことで楽になれた。
バンドを始めたら、学校の外にも音楽でつながれる友だちができて
大学で音楽を選んだからゼミの先輩後輩とも交流が続いてるし、
社会人になっても仕事以外に三味線弾きとしていられる時間があった。
 
それこそが私にとっての居場所だ。
私が私でいられる場所。

そういう場所が人には必要だと思うし、
それを持てないでいる人たちが今の世の中には多いのかもしれない。

誰かの居場所になれること。
音楽のひとつの力かもしれない。
 
 

あふちゃんの場所。ぴったりサイズ。
しあわせそうだ。
 
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