三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

理想なき津軽じょんから節。

2006年06月13日 | 三味線のはなし
よされ節の理想が揺らぐことがないのに比べると、
じょんから節に関しては、かなり節操なしの私。
なんていうか、曲そのものが好き。

木下伸市さんがアルバム<傳>のライナーノートで、
じょんから旧節は、“マニアの間で人気が高い”と書いてましたが、
まさにそのとおりで、このなんともいえないリズム感が最高。
津軽を代表する曲だけあって、
いろんな人が弾いてるのを聴けますが、
それぞれに味があって、全部好き。いいなぁと思う。
どちらかといえば、やっぱり、訛りのきつい三味線、というか、
ちょっとゆったりめのテンポで、津軽的リズムの際立ってるのが好みだけど、
じょんから旧節には、そのリズムを自然に表出させる力が
曲自体に備わってるんじゃないかと感じます。

一人一人の個性を味わいながら、
津軽の三大民謡を聞き比べできる、
超☆おすすめの一枚がこちら

   ↓


決定盤 津軽三つ物(じょんがら、小原、よされ)全曲集
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