三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

ラヴソング。

2018年01月11日 | 三味線のはなし
持ちネタに"ラブソング"がない、という話を
Penguinで半ばネタとして言ってたんですが。

それはつまり
"ラブソング"という
カタカナであらわすのがぴったりくるような歌のこと。

日本語の恋の唄なら
それこそ三味線音楽の得意とするところ。
津軽よされ節も恋の唄になる。

そこに描かれているものは
ちょっとずつ違っている気がするけど、
三味線で弾き唄いするなら
カタカナのラブソングじゃないよな、と思う。

むしろ私が唄いたいのは
色恋よりも情念の唄。

だから津軽三味線に惹かれるのだし、
自分で手がけたい作品は道成寺とかになる。

明るいオーラが好きな人もいるけど、
私が惹かれるのは翳のもの。
陰翳礼讃。
だってネクラだもの。笑
光は少しでいい。
それで別にふしあわせでもない。


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