東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

一番乗りは研ぎ師の夫婦

2011年04月28日 19時30分46秒 | 日記
 毎年2回、春と秋 包丁研ぎ師のご夫婦が 登って来てくれます。
そういえば我が家へは未だ スキー客が来ない以前から 行商の富山の薬売りの人が 大きな重ね桑折を黒い大きな風呂敷に包んで担いで やって来ていました。 あたか屋、高田屋、他にも泊っていきました。ですから 家には 薬箱や B4ぐらいの大きさの紙の袋の端を紐で吊るして 柱に掛けてあるのとか 有りました。 それに 服や反物を 風呂敷に入れて 行商に来るおばさんも 家に泊って、五所ケ原や東山の家々を回っていました。
 そういうつながりでスキー客も 自然と泊まる様になっていったのだと 思います。
祖母は ちょっと工夫した料理が上手でした。煮炊きは、ご飯も 味噌汁も煮しめ、天ぷらも囲炉裏で やっていました。昆布巻きを結ぶのは、店で売っているのは 干瓢などで結んでありますが 山の中では 乾瓢などなかなか手に入らず、たいがい、稲わらを 扱いた穂の方で 結んであって それは食べるこわけには いきませんでしたが それを 祖母は どこで習ってきたのか 梅干しのしるを塗って昆布をくっ付けていました。
母は、調理師の免許は持っていますが それはまねをしてみても どうしても 出来ないと 言っています。話が 変なところへ 飛んでしまいましたが、包丁研ぎ師は 西宮の人ですが 家わ出ると 以前は10日ぐらい 戻らなかったそうですが、最近は お客も減って3日ぐらいで 家に戻ると 言っていました。
紺屋の白袴の様に、包丁とは 縁のない東山に泊るのは 偉いと 感心します。
私だったら、自分が研いだ包丁を使って作った 料理を味わって ゆっくり旅館に 泊ってみたいと 思ってしまいます。
しかし それではプロには なれないと いう事なんでしょうね。
 昨晩の 妹の夫の母のお通夜に行って 兄弟6人 みんな男というのも びっくりしました。
おかあさんは 大変だったろうなと 思いました。
6人そろって並ぶと 兄弟って いいなーと 思いました。
 追伸。テントサイトは 写真の様にまだ雪の中です。