東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

美唄からの客人

2011年10月29日 16時35分11秒 | 日記
美唄からの客人のお祖母さんが東山から 明治19年に北海道に渡ったその孫に当たる人です。
25年前にオートバイ事故で首の骨を損傷、それ以来半身不随で 大変な努力をして 自分で車を運転出来るまでになられたとか、
足の裏も感覚が無いので アクセルやブレーキを踏んでいるのを感じることは 出来ないそうです。
エンジンの音で どのくらいのスピードがてでいるのかを判断するとの事でした。
全神経を耳にもって行く感じだそうですが、すごいと思います。

しかし先日の電話では、来年になったら もう行けなくなるかも知れないので 今年中にお祖母さんの生まれた所を見ておきたいと いって来られました。
バンガローやコテージに宿泊するのでは無く、車の中に一式入れてあってそこで寝るのが 樂なのだそうです。
又従兄弟たちも沢山おられるので、連絡しましょうかと 言うと 連絡すれば気を使うから しないで欲しい。
とにかく、あなたと 話がしたかったと 言われます。
昨日と、今朝と 私が御所が原で育った子供時代の事を話させて頂きました。
そうすると、いろいろ お祖母さんがやっていたことが ようやく理解出来たと喜んで おられました。
北海道の家にお祖母さんが ホウの木を植えてあって 秋になると 大きな落ち葉が沢山落ちて困ったと 言われたので、
ホウの葉は 田植え時期の忙しい時に ほう葉飯と云って、ホウの葉にご飯を入れてその上にきな粉をまぶし、包んで田んぼに持って行って。
小昼や昼飯の時間にそれを 土手に座って、みんなでたべたもの、又、蕗やウドワラビなど田植えの時期に山で採れる山菜の煮しめも同じ様にホウの葉に包んで持って行って、食べたことなど 話させて頂きました。
食べた後のホウの葉は 洗ったり片付けたりしなくて田んぼの肥料にしていた事。
先人の知恵、エコであった事などの話で盛り上がりました。
北海道と 東山ではどちらが暮らしやすいかなどの話もしましたが、北海道に渡ってすぐの暮らしは並大抵の事でなく、
一鍬、一鍬汗水流して、開墾していく苦労は、震災などより厳しかったのではと 思います。
今日は、天気も良いので 又従兄弟たちに 挨拶だけして来ると言って 出かけられました。
又従兄弟の人たちは みんないい人なので 快く受け入れて 頂いているものと思います。





新潟の滝澤さんから 久し振りにコメントを頂きありがとうございました。
私の母もディケァセンターで お世話になっています。
大変なお仕事だと 思いますが どうぞ宜しくお願いします。
東山で撮った写真で間に合うのでしたら どうぞお使い下さい。
要介護の人たちの心が少しでも癒され喜んでいただけるのなら 私も嬉しいです。