淳和天皇御母藤原旅子陵から府道142号線に戻り、さらに国道9号線を歩いていくと、樫原廃寺跡史跡公園があり、さらに歩いていくと天皇の杜古墳が道路に面して所在している。 古墳の周りは史跡公園として整備されていた。 「史跡天皇の杜古墳」と刻まれた石標があり、そこから公園の中に降りることが出来る。 天皇の杜古墳というちょっと変わった名称は、かつてこの古墳が、平安初期の天皇、文徳天皇の御陵という伝承に基 . . . 本文を読む
桓武天皇御母高野新笠陵を訪ねた後、陵のある丘陵の前を通っている府道142号線をもう一人の桓武天皇所縁の淳和天皇御母藤原旅子陵に向かって歩いて約30分、ひたすら比較的古くからあるような住宅地の中を歩いていく。周りの風景が急に竹林となり、雰囲気が変わったなと思うと左手に三ノ宮神社と呼ばれる神社があった。その参道の横の細道が、淳和天皇の御母藤原旅子の陵につながる参道である。 三ノ宮神社については、 . . . 本文を読む
春の桂坂古墳群の一般公開を見に行った帰りに、周辺の陵墓や古墳をいくつか見て回った。 桂坂古墳群の所在する場所は、京都市の西京区御陵大枝山町というところで、近年に開発されたニュータウンである。国際日本文化研究センターや京都大学の桂キャンパスも近くにある。 比較的新しい住宅地を抜けると、一気に周りの雰囲気は変わる。京都市といっても、かなり市街地とは雰囲気が違う。普通の少し田舎の風景になる。 小畑川沿 . . . 本文を読む
長慶天皇陵の参道から出て、南に行くとすぐに茅葺き屋根の古民家然としている畳屋さんがあった。 なんとも古風な佇まいに思わずシャッターを切る。 この畳屋さんから、お地蔵さんの辻を右に回り込んでいくと、角倉稲荷神社という小さな社の横、ちょうど長慶天皇陵の裏側ぐらいの場所に安倍晴明墓と伝わる石塔があった。 安倍晴明と言えば、近頃は平安時代最高のヒーロー、おそらく平安時代の人物の中で一番知られている . . . 本文を読む
嵐電の鳴滝駅から、帷子ノ辻駅で嵐山本線に乗り換え、嵐山方面に向かう。嵐電嵯峨駅で電車を下車、南へ少し歩くと右手に長慶天皇陵に向かう参道がある。 参道は結構長い。京都の市街地だとこれだけ長い参道というのはないが、少し外れたところにあるのでこれだけの敷地があるのかもしれない。 ちなみに長慶天皇という天皇はあまり知られていないかもしれない。南北朝時代の南朝の天皇で、後村上天皇から位を譲られたとする . . . 本文を読む