マンボウ夢遊郷 ~中南米を行く~
北杜夫著 文春文庫
最近、さる事情があり、ラテンアメリカについて調べたいと思って、本棚を探していたところ、20数年ぶりに読み直した本である。奥付をみると、1984年9月出版となっている。まだまだ、ラテンアメリカと言えば、秘境というイメージが我々の中に残っている時代であり、本書を読んでいても所々にそういったイメージが現れている。
ピラニアなんぞはその代表的 . . . 本文を読む
非常に良いお天気だったので、奥さんに自動車を運転してもらって、大阪府の南東、金剛山の麓にある府下、唯一の村千早赤阪村の郷土資料館へ行ってきた。
郷土資料館の横には、楠公誕生地という石碑が建てられている。
楠公というのは、南北朝時代の武将、楠木正成のことである。楠木正成の誕生の地と伝えられる所がここである。石碑の近くに寄ってみると、古い皇太子やら宮様などが植えた樹木であることを顕彰する . . . 本文を読む
考古学つれづれ草
佐原 真著 小学館
佐原真氏の考古学エッセイである。著者のいう考古学の成果をわかりやすく伝えようと言うエッセイ集である。
内容は、大きく7つの章に分けられている。
「考古学への誘い」
「考古学つれづれ草」
「身の回りの考古学」
「大昔の美に学ぶ」
「対談 世界のまじない文化」(大林太良氏との対談)
「講演 戦争について考える」
「佐原真を語る」
読ん . . . 本文を読む
GW後半、大学で集まりがあり、せっかくの機会なので、学生時代にはまだなかったJR円町駅からぶらぶらと大学へ向かって歩くことにした。
西大路通、一本中の通をぶらぶら歩いて行くと、嵐電と呼ばれる京福電鉄の線路に出くわす。踏切を渡って線路側に歩くと、住宅の間に塚が見える。近寄ってみると堀河天皇火葬塚と書かれている宮内庁のおなじみの標識を見つける。
堀河天皇とは、白河天皇がこの天皇に天皇の . . . 本文を読む
GWの中日、天気が良かったので、今シーズンの踏査おさめということで、東大阪市にある山畑古墳群を見に行こうということで近鉄電車に乗り込み、一路瓢箪山駅へ。
瓢箪山駅を下車した後、商店街を抜けて、まずは瓢箪山稲荷神社へ。
瓢箪山稲荷神社の創建自体は、比較的新しく江戸時代とのことなのだが、神社が、古墳の上に立っているということで見学の対象に。
古墳自身は、大塚と鬼塚と呼ばれる二つの塚からでき . . . 本文を読む