次に登場するのが件(くだん)、一見かわいらしい妖怪のように見えるのだが、実は怖い妖怪のようだ。件という字のごとく、半人半牛の妖怪であるらしい。確かに件の像もよく見ると手足が蹄になっている。
件は、牛から生まれる妖怪で、生まれるとすぐに何かを予言し、予言した後すぐに死んでしまうらしい。そしてその予言はその通りになるという話である。
件と聞くと、昔読んだ小松左京の「くだんのはは」という . . . 本文を読む
続いて現れるのが、大元神(おおもとがみ)という神様。あまり知られていないが、中国地方、特に島根県の方で信仰されている神様のようだ。
神木に蛇藁(蛇に似せたしめ縄)を巻き重ねた状態で人々の目を触れさせて信仰を集めていたという。蛇というのは水の神様であり、農耕、豊穣をつかさどる神様でもある。
そういえば、以前奈良県の御所市で蛇穴(さらぎ)という所にいったとき、しめなわを蛇そのもの . . . 本文を読む
貧乏神である。別名、窮鬼ともいう。「譚海」という江戸時代の書物に、男が昼寝をしているとき、汚らしい老人が二階に上がっていく夢を見た。するとたちまちに貧乏になっていった。そして、貧乏生活が4年に渡ったころ、また2階から立ち去る夢を見た、その日以来貧乏生活から逃れることができたという。
貧乏神は、かなりよく知られた神様の一人というか、これほど忌み嫌われている神様もいないだろう。貧乏神に取り . . . 本文を読む
ねずみ男の次は、鬼太郎のゲタがあった。
鬼太郎のゲタは、リモコンゲタともいい、鬼太郎の意のままに動く武器となっている。この他の鬼太郎の武器と言えば、妖怪が近づくのがわかる妖怪アンテナやリモコンゲタ同様に自由に動いたり、飛んだりする霊毛ちゃんちゃんこ、鉄砲指やリモコン手首、髪の毛針といったものが有名かな。
ゲゲゲの鬼太郎のアニメのエンディング曲で「カラ~ンコロン、カランカランコ . . . 本文を読む
つづいて現れるのが姑獲鳥(うぶめ)という妖怪。
もともと中国の伝説上の鳥獣らしい。毛を着ると鳥になり、毛を脱ぐと女性になると言われる。他人の子どもを奪って自分の子どもとする習性があり、出産で子どもを亡くした女性が化けたものとも言われる。
江戸時代になり、日本の妖怪、産女と同一視されるようになったらしい。産女は妊娠してお腹に子どもを宿したまま死んだり、子どもを産み落として、母親 . . . 本文を読む
水木しげるロードは、1993(平成5)年に「鬼太郎」「ねずみ男」など妖怪23体で誕生した。そして、2018(平成30)年、全177体の妖怪ブロンズ像を、カテゴリーごとに分類し、再配置をしてリニューアルしている。その中で、まず初めに目に入るのが、「水木マンガの世界」と題されたカテゴリーにまとめられた妖怪たちである。
まずは、河童の三平とカッパとタヌキ、よく考えると三平は河童に間違われるが、れっ . . . 本文を読む
境港駅前のロータリーからなかなか離れられない。さらに奥を見ると水木しげる先生の漫画の一コマを描いたオブジェがあった。
これは写真に収めないとという訳で近づいてみると、「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」の一場面が大きく壁一面に描かれていた。
そして駅前広場では、鬼太郎を中心に世界妖怪会議が開催されていた。
参加者は、バックベアード(アメリカ)、女夜叉(中国)、吸血鬼エリ . . . 本文を読む
水木しげる生誕100年という事で念願の境港市にやってきた。境港駅に来ると、あまり大きくない駅舎の前に漫画を執筆中の水木しげる先生のブロンズ像があった。
執筆中の水木しげる先生の周りを鬼太郎とねずみ男、目玉おやじたちが撮り囲んで、原稿をのぞき込んでいる。
何の漫画を描いているのであろうか?よく見ると、鬼太郎とねずみ男の姿が見える。「ゲゲゲの鬼太郎」なのかな。
その横には、鬼 . . . 本文を読む
令和4年11月9日(火)
これから月が地球の影から出て、少しずつ姿を現し始めているところから撮影。(本当は、最初から撮りたかったのだが、所用のためできず。途中からになってしまった。)
ちなみにかけ始める前の月はこんな感じでした。
これが、6時前の月になる。ここからしばらく外に出れず、外に出 . . . 本文を読む