物集女街道を南へしばらく行くと、向日市埋蔵文化財センターの前を通り過ぎて向日神社の参道と交差する地点に出る。
そこから、向日神社に参道を通って向かうことにした。訪れた時は、ちょうど紅葉の季節で赤やら黄色やら参道の樹々が鮮やかに紅葉しており、なかなか美しい景色であった。
向日神社は、向日神、火雷神、玉依姫命、神武天皇を祭神としており、延喜式にも見える古社である。また、神社の本 . . . 本文を読む
五塚原古墳の現地説明会の後、せっかくの機会なので、周辺にもあるいくつかの古墳を見て回ることにした。まずは、五塚原古墳の北側に位置する寺戸大塚古墳に向かう。ここで、この日2回目の道の間違いをすることに。地図を見ると北の方に府道を歩くもそれらしきものが見えない。これはと思い、付近の住宅地図を見ると、府道の東側にある丘陵の中にあるような感じである。この丘陵への登り口を探してしばらくうろうろとすることに . . . 本文を読む
平成25年12月19日(土)
昨年末に参加した現地説明会について遅ればせながらまとめた。正直、説明会の日からだいぶ経っているので記憶を辿りながらというところ書き綴ってみる。
京都の向日市にある五塚原古墳の現地説明会があるということで、阪急電車に乗って現地に向かう。向日市に行くのは初めてということで、電車の接続を間違えて桂駅まで行ってしまい、そこから折り返すことになった。向日市というと競輪場 . . . 本文を読む
今回は天王寺七坂のうち清水坂と天神坂を紹介。
【写真は愛染坂。清水坂はこの一本南にある】
清水坂というと、京都の清水寺に繋がる清水坂という印象になるのだが、大阪にも清水坂、清水寺がある。天王寺七坂の一つ、愛染坂の一つ南側にある坂が清水坂である。間にはちょうど星光学院高校が挟まっている形にはなっている。
愛染坂から清水坂へ行く途中に、金龍井という説明板があった。このあたりは、名泉 . . . 本文を読む
奈良の東大寺、秋の観光シーズンという訳で大勢の人が観光に訪れている。奈良公園から東大寺大仏殿へ向かう参道の途中、国宝東大寺南大門の少し手前の所に、吉城川と呼ばれる小さな小川がある。この川については、現在は吉城川と書かれるが、古来は、宜寸川と書かれていたらしく万葉集には、宜寸川として一首詠まれている。 「我妹子に 衣春日の 宜寸川 よしもあらぬか 妹が目を見む」 作者不詳 衣春日は、衣を貸すと掛け . . . 本文を読む
「プールサイド小景・静物」
庄野潤三著 新潮文庫
少し古い小説である。たまたま娘が通っていた学校と関係のある人で、そういった関係でちょっと興味があったので読んでみた。本書には、「舞踏」「プールサイド小景」「相客」「五人の男」「イタリア風」「蟹」「静物」の7編が収録されている。このうち、「プールサイド小景」で第32回芥川賞を受賞、「静物」で新潮社文学賞を受賞している。
作者については、安岡 . . . 本文を読む