北花内大塚古墳から、新庄駅をめざして歩いていくと、途中、葛城市の役所があり、市役所の建物と新庄駅の間に、柿本神社という小さな神社がある。この神社、万葉歌人、柿本人麻呂とゆかりのある神社であるらしい。
そういえば、この辺りの地名も柿本だ。
石鳥居をくぐって社地に入ると、正面に拝殿がある。この神社は、柿本人麻呂を祭神としている。そのため、拝殿には、三十六歌仙の額が掲げられているのだが、 . . . 本文を読む
火振山古墳から北花内大塚古墳へは、これまで来た道を山麓線まで引き返し、そのまま東へ突き進むだけである。周りの景色が、田園地帯から徐々に住宅地に変わっていく。
近鉄御所線が見え、さらにその向こうのくら寿司などの看板が見え始めると左へ住宅地の中を入ると北花内大塚古墳である。
古墳は、現在、飯豊天皇埴口丘陵に治定されている。
飯豊天皇とは、あまり聞かない名前である。歴代天皇125代の中 . . . 本文を読む
屋敷山古墳を出て、再び山麓線を南へ歩く。これまで葛城地方の古墳を見て歩いてきたが、この山麓線沿いに、古墳が点在している。ようよう考えるに、この道は、北は、穴虫峠を越えて河内地方へ出るし、南に向かうと御所や五条といったところを通って、最後は紀の国和歌山県の方へ抜ける。おそらく、古代からの重要な道だったのだろう。
そして、このルートが葛城氏の先進性を支えていたのかもしれないと思いながら歩いている . . . 本文を読む
神明神社古墳から山麓線に出て、南の方へ歩いていくと、右手に急斜面の丘のようなものが見える。これが屋敷山古墳なのだが、訪れたときは、ちょうど前年(2018年)にあった台風の被害で墳丘の一部が崩落したため、土嚢が積んだままになっており、麓には重機が置かれたままになっていた。
そのまま、道なりに歩いていくと、屋敷山古墳がある屋敷山公園の入り口がある。古墳は、山麓線に沿ってあり、南に後円部を向 . . . 本文を読む
神明神社古墳の見学の後、遊歩道をよく見ると皿池古墳と書かれた案内板があった。こんな名前の古墳があるとは聞いてないぞとさらに遊歩道を奥に進む。
皿池古墳は、万葉の丘と呼ばれる所にあり、アップダウンを繰り返しながら歩いていくと、皿池古墳と書かれた標柱があり、その向こうに古墳と思しき高まりがある。
皿池古墳を見つけだぞ~。きっと石室は南側に開口しているはずと、墳丘を回り込むと、何と・・・ . . . 本文を読む
二塚古墳のある山麓から、元来た道を東へ下っていく。途中、寺口北花内線を越えて、さらに下っていくと、左手に奈良県の社会教育センターに行く道があるのだが、この時、何を間違ったのか、この道を見つけられずにずっと下ってしまったため、県の社会教育センターのある丘を、ぐるっと半周してしまった。この日は、タブレットが電池が切れて、使用不可となり、さらに手元には道の駅で入手した簡単な観光地図しかなかったのも原因 . . . 本文を読む
道の駅「かつらぎ」から県道254号線寺口北花内線を通って、二塚古墳に向かうのだが、この道が、結構交通量がある割に歩道が狭かったり、なかったりするので、少し危険な感じだった。
葛城市の学校給食センターの前を通る道を入っていく。道は徐々に登っていく感じになる。田園地帯を通って寺口の集落に入っていく。
寺口の集落に入ると、写真の様な案内板が何カ所かあるので、ちょっと登り道がきついが、古墳 . . . 本文を読む
平林古墳から、道の駅かつらぎをめざして歩きはじめる。途中、田園地帯を抜けていくが、ところどころに土が盛り上がったようなところが何カ所かあった。たぶん、古墳だろう。この辺りは、太田古墳群と呼ばれる群集墳があったようなので、それに属する古墳なんだろうと思う。
そうしているうちに、大阪から奈良に向かう新しい有料道路、南阪奈道路に出る。この道路の建設工事の際も道路用地に多くの古墳があったが、道路の建 . . . 本文を読む
芝塚1号墳をでて、西南方向に向かって兵家の集落の中を歩く。田畑の中に古民家なども建っていて、日本的な情緒を感じながら、徐々に山の麓の道を登っていく。
集落を出て、しばらく歩くと兵家の浄水場の入り口の前に出る。
ここから左に曲がって、もう少し道を登ると、平林古墳の横穴式石室の入り口が突然左手に現れる。予想外の展開に驚きながらも石室の開口部に近づいていく。
石室までのアクセス . . . 本文を読む
丸子山古墳から再び東にまっすぐ下っていくと新興住宅街から外れたところにため池があり、真新しい住宅街の様相から一転して、牧歌的な風景となったそのなかに芝塚1号墳の墳丘が見える。
芝塚1号墳は、一見方墳か円墳のように見えるのだが、実は、墳丘長50mの前方後円墳である。実際に古墳の傍に駆け寄ってみると、かなり削平された、小さな前方部がくっついており、南側から見るとなるほど前方後円墳だなあとい . . . 本文を読む