秋も中盤にさしかかってくると、飛鳥に彼岸花と棚田を見に行かないと落ち着かない気分になる。今年は、コロナウィルス感染症により、飛鳥光の回廊2020や彼岸花祭り2020が中止となり、非常に残念な心持であった。
その代わりと言っては何だが、美しい棚田で知られる稲渕地区では、今年も案山子コンテストが行われているとのことなので、石舞台古墳のある国営飛鳥公園から、稲渕の方をめざしてぶらぶらと、彼岸花や棚 . . . 本文を読む
文化の日、これまで何度となく訪れた般若寺であるが、初めて秋桜が満開の時期に遭遇することができた。
境内一面に所せましと咲き誇る、ピンクや紫、白などの色とりどりのコスモスの花。これほど見事なものとは思いもよらなかった。コスモスは、明治時代に海外から入ってきた。もともとはメキシコ原産の花が、スペインに持ち帰られて広まったようだ。昔からあるような日本の風景とコスモスの花は相性がいいのか、お寺の境内 . . . 本文を読む
令和元年10月6日(日)
この日、二つ目の現地説明会。先の説明会が「藤原京五条八・九坊」であったので、そこから、東へ通りを二つ動いたことになる。
現在の場所は、奈良県立医科大学のグラウンドで、二年前に行われた今回の調査地の北側の発掘調査の現地説明会にも参加しているので、二回目ということになる。
今回も二年前の時と同様に、盛り土を高台に整備して、調査区全体が鳥瞰できるようになっていた。 . . . 本文を読む
法隆寺、東院伽藍にある會津八一の歌碑。以前は、法隆寺の近くの民家にあったらしいのだが、近年、この場所に移設されたものである。東院伽藍から中宮寺に向かう道、ちょうど伝法堂と鐘楼の前辺りにある。
これまで幾度となく、この道を通っているのにも関わらず、全く気が付かなかったというか、むしろ歌碑があることは知っていたものの、どこにあるかわからなかったし、てっきり東院伽藍の伽藍の中にあるのだと思い . . . 本文を読む
令和元年10月6日(日)
この日は、奈良の橿原市で藤原京に関連する発掘調査の説明会が三つ同時に開催されるため、朝早くから、現地に赴き説明会三昧の一日となった。
まずは、畝傍山の北側、「藤原京右京五条八・九坊、慈明寺遺跡」から参加することにした。ここは、将来的には奈良県立医科大学の新キャンパスになる予定であり、そのための発掘調査となった。
今回の発掘調査では、藤原京の遺構と一緒に弥生時 . . . 本文を読む
橘寺から石舞台古墳の方に歩く遊歩道を歩いていくと、南都銀行の明日香支店のそばに一つ万葉歌碑が置かれている。歌碑のすぐ下には、飛鳥川が流れている。飛鳥川を見ると、いつも思うのだが、川の流れがけっこう速いような気がするのだけど、どうだろう。 飛鳥川については、少し調べてみると、源流は、高取山北東麓にあり。、手谷川と行者川が奥飛鳥の栢森集落内で合流して、飛鳥川となり、明日香村中央部を北へ流れ、橿原 . . . 本文を読む
橿原バイパスから、藤原京の横を通って飛鳥に入る県道の道沿い、明日香川に甘樫橋が架かるあたりに、万葉歌碑が一つ置かれている。歌碑のすぐそばには、農産物直売所「あすか 夢の楽市」があり、いつも多くの人で賑わっているのだが、意外と万葉歌碑があることに気づく人はいないような感じで、サイクリングやハイキングを楽しむ人たちもあまり歌碑の前で立ち止まる人はいないようだ。
歌碑のある場所の道を挟んですぐのと . . . 本文を読む